NHK出版 学びのきほん つながりのことば学

28件の記録
- ましろ@massirona2025年9月30日読み終わった疲弊しがちな日々や見失いそうになる自分自身、その諦めかけた言葉をそっと照らす文章にたちまち魅せられた。写真との出会いを通して語られる実感のこもった言葉が、始終確かなものとして伝わってくる。
- いるかれもん@reads-dolphin2025年9月21日読み終わった学び!『異なり記念日』の齋藤陽道さんの新刊。聾者である著者が手話や写真を通して見出してきた「言葉」以前の「ことば」の大切さが綴られている。幼い頃に手話の使用も封じられていたため、自分の心を語る術を持たなかった著者の苦しみが印象的。だからこそ、高校生で初めて手話を習得して自分の気持ちを自由に語ることができたときの感動も印象的。到底自分では見出せることができなかっただろうという「言葉」と「ことば」への洞察が小さな一冊にまとめられている。自分自身の「ことば」と「言葉」を持つこと、「言葉」以前の「ことば」を育むことの大切さを改めて考えた。
- コトリ@kotoribooks2025年9月17日読み終わった海を眺めるように。「見ようとするもの」だけでなく、その周辺の「見えるもの」、実際に目には見えない音や風や匂いや空気感など、見ようとするものを含む全体を感じる、捉える、見つめる。 そこに宿るあなたの「ことば」は、あなただけの「言葉」を生み出す。 私には私の「ことば」があるか?
- fuyunowaqs@paajiiym2025年8月12日読んだ鈴木千佳子さんの装丁とイラストがうれしい学びのきほんシリーズ。今回はとくに表紙と帯にさまざまな生きものが描かれていて楽しい。 タイトルだけ見て一旦スルーしようとしていたが、著者がろう者だと知り爆速で購入した。読んでよかった。写真も詩も、個人的にはまだ親しみを感じないジャンルだが、いずれ味わうことができるようになればと思う。 テキストの内容はおおむね個人的なエッセイだった。思い出語りや気づきの共有といった雰囲気で、押し付けがましいところがほとんどない。近ごろ流行りのネガティブ・ケイパビリティにも触れながら、「言葉」と「ことば」の違いやその関係性についてわかりやすく書かれていた。
- ちょこれーと*@5_ogd2025年7月26日買った公式Xの投稿より『自分の心と乖離した言葉を発し続けることは、人生における大きな不幸です。』の言葉に胸を打たれ、発売を楽しみにしていた御本。 帯の『うまく話すよりも、大事なことがある。』も絶対読もうと思った理由のひとつ。話すのは得意じゃなくてよく何が言いたいのか分からないと言われてしまう。だけど、そのままでも大丈夫だって救いの手を差し伸べられたような気分だったから。学びのきほんシリーズを読むのはだいぶ久しぶりだから楽しみ!