いしくら "吹雪" 2025年9月21日

吹雪
吹雪
ウラジーミル・ソローキン,
松下隆志
初めてのソローキン。途中からSFだと気づき、そこからの面白さといったら。近代のロシア文学的な語り口とSFのミックスは、かなり独自の世界観だ。(ソローキンの他作もそうなのだろうか) なんとなく、吹雪の中彷徨う2人の掛け合いはドンキホーテとサンチョパンを思わせる気がするけれど、何よりもコロナ禍以降の文学においてこの作品がマスターピースとなるのでは、と思った。 いやー、めちゃくちゃ面白かった。最高。
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