
時雨崎
@rainstormbook99
2025年9月21日

読み終わった
AIは人間以上の速さと情報量で出力するけど、それが実際に役に立つのは使う人間の能力の範囲を超えない。
AIはなんでも勝手に解決してくれる魔法ではない。主体はあくまで自分。自分が問題を設定して、自分が解決方法を考えて、自分がプロンプトを考えてAIに正確な回答を吐き出させるために頭を捻る。
すごい便利だしほぼ完成されたものが簡単に出てくるからつい勘違いしちゃうけど、AIはただのツールでしかない。 と、いうことを楽してサボって課題を片付けようとした女子大生が自力で気付けるのはすごい。
そこはもうスタートの時点からこの人は違う。冒頭で課題の文章を生成しているけど、おそらく多くの同年代の人間はAI文章が何がどう不自然なのかの理解しようともせず、手直しすることもなく、プロンプトを工夫するという前々段階から進むこともなくそのまま貼る。
AIを最初から主体的に使っている。目的が「自分がサボるため」ではあるものの、主体的にAIを使いこなそうとしている。
教授からの学会のお誘いも軽くこなすので度胸がすごい。
まあまあの厚さに見えるけど軽いエッセイなのでサラサラ読める。仕事でAI活用しようという人に、まずは読んでみてほしい。