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@kanaho_3
2025年9月22日

誓願
マーガレット・アトウッド,
鴻巣友季子
読み終わった
読み終わりました。
侍女の物語を読んで、大きな衝撃を受けて、
100分で名著は書籍で読んで、よし、読むぞ!と思って、
宇垣さんと鴻巣さんとの対談なども見ていたので
準備はばっちり。訳書なので、括弧書きでの説明書きが丁寧で不粋…と思ってしまいましたが、期待通り!でも侍女の物語と比較すると、いまここの視点からしか物事の見えない不気味さより、何人かの視点で語られる明るい話でした。
とはいえまるでジェイドだけど、普段の私たちの会話ってこんな感じ。
うちらって、産むべき?てか、産みたいって思わないと正直反社、みたいな感じない?それかバリバリの仕事してます!とかワーホリ系か、めっちゃ推し活してるとか。機能あんのに使わないとか、生産性ないとか、なんかそんな感じよね。
というような具合。これが適齢期の女性にとってのスタンダードなんだから、いくらでも小説として、この物語を楽しめなくなる時代がくることなんて想像できてしまう。言葉を、言語を習得していなければこんなことさえ考えられなくて、これが当たり前で奪い去られるのが恐いって思える今になるまでどれだけ、それともこの世界は5分前につくられてる?WWⅢもこの物語も趣味の悪い空想であってほしいなんて無責任に思ってしまう。あとこの本を読んだ男の人の感想をきいてみたいな。

