Yuki
@yuki0325
2025年9月23日

私という病(新潮文庫)
中村うさぎ
読み終わった
著者が「男性への怒りと憎悪」について書いたという通りずっと男性に怒っている、それもとても激烈な活火山のように。
近年になってやっと多様性とか女性の立場が向上してきたような気がするけど、私も偉そうな男についてはすごく腹が立っていて、舐めんな!と言う気持ちが人一倍強い人間なことを自覚している。
私は正直男が偉そうなのはそれを認めてきた女にも少しは責任がある、偉そうに言われても反論しなかった女が男の偉そうさを助長したところはあるんじゃないかと思ってたけど、こんなに激烈に怒って声を上げている人がいたんだと思って安心した。
Z世代以下は偉そうな男に出会う数がかなり減っているだろうから、読むとまた視点が違うのか気になる。
中村うさぎさんはテレビでも何度か見たことがあるけど、そこでも怒っていた記憶がある。口が悪いのと喋る勢いがすごいから苦手な人も多いとは思うがその時の言葉が今でも響いてる。
現代はこんな激烈火山タイプの方をメディアでもあまり見なくなってしまったのが寂しい。
