こけしちゃん "日本のふしぎな夫婦同姓" 1900年1月1日

日本のふしぎな夫婦同姓
妻氏婚した社会学者の中井治郎氏の本。私は父が妻氏婚だったけど、それは父が先進的っていうより、単に母が長女、父が6男で家のためって感じだったので、中井氏の事例とは違う。 しかし、一昔前までは家業やら農家やら家という稼ぎと生活が一体になった集団を継続させるために婿養子や養子をとることは一般的だったとあり、自分ちは一昔前の当たり前だったんだなと知り興味深かった。 ちなみに私のうちは祖父は養子で、中井氏の家も外から来た人により盛りたてられていたとあり、自分ちの歴史と重なる。一世代、ふた世代前の当たり前はこうして簡単に失われて通じなくなるのだなと感慨をもった。 この本が書かれたのが4年前でそこからさして進展していないことに驚く。しかし、今夫婦別姓になったからといって自分が実施するかはわからない。
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