
こけしちゃん
@kokeshichan
令和人文系読者
- 2025年9月30日いつか王子駅で堀江敏幸かつて読んだ15年近く前に王子駅近辺に住んでいた頃に読んだが、今読むとだいぶ印象が変わった。 まず主人公の翻訳家兼講師が週一しか授業してないくせにしょっちゅう外食したり、古本買ったりしてて、おい、余裕だなって感じ。 物価も税金も高くなってこういうわざと働かないで余裕ある生活してますみたいなのもう無理じゃね?と思った。 あと、女子中学生の描写が、なんか、大人が考える素直で明るい子どもみたいな感じでうーん……。 なんかいろいろ自分の感覚が変わったなって思った。
- 2025年9月30日われらの時代大江健三郎読んでるいつ面白くなるんやろ。全然おもんない。 大江健三郎だいたいいつもそう。たまに『万延元年のフットボール』とか『ピンチランナー調書』みたいな一気に読めるのもあるけどこれは苦痛。 とりあえず最後まで読む。
- 2025年9月28日権力を読み解く政治学 y-knot Musubu前田健太郎,羅芝賢読みたい
- 2025年9月28日女性のいない民主主義前田健太郎読み終わった現在の男性多数の政治体制を「男性支配」と捉え、政治学をジェンダーの視点から読み直す新しい試み。 政治学の用語を解説しながらなので、政治学の入門書としても良い。 今までの教科書だとアメリカが民主的と言われていたが、ジェンダーを咬ませると、ニュージーランドが民主的国家に見えるなど景色がガラッと変わり、面白い。 また、ソ連などの共産国が先進的に見えるように女性登用を増やすとか、台湾も中国共産党に対抗すべく女性登用を増やすとか、女性登用が政治闘争の道具に使われる指摘が面白かった。
- 2025年9月27日感情労働の未来恩蔵絢子読みたい
- 2025年9月22日後宮 宋から清末まで加藤徹読みたい
- 2025年9月22日京劇加藤徹読みたい
- 2025年9月22日闇の中国語入門楊駿驍読んでる
- 2025年9月22日99%のためのフェミニズム宣言シンジア・アルッザ,ナンシー・フレイザー,ティティ・バタチャーリャ,惠愛由,菊地夏野読みたい
- 2025年9月21日原点 THE ORIGIN安彦良和,斉藤光政気になる
- 2025年9月21日
- 2025年9月21日男性育休の社会学中里英樹,早川宏美読み終わった育休を取った男性へのインタビューや調査から、子育てにおけるジェンダー平等がどのように実現されるかに迫る意欲作。 各国比較、日本での法制化までの過程など細かく書かれており、この分野について勉強するなら一通りの知識が得られて便利。 少子化を憂うなら、女性にばかりケア責任を押し付けるのではなく、男性がもっと家事育児に参画しケア責任を負う方向への変化が世界的な潮流だが、日本はその逆を行っているように思える。 スウェーデンのように男性も育休を義務で何日間取りなさいみたいな制度設計が理想。そうでもしない限り、子育てしようと思えないんじゃないか。誰がどのルートで行っても、子どもを産んだら自分が苦労するのをわかってる無理ゲーにわざわざ参画したいだろうか。それを感謝ややりがいや母性でコーティングして女性に押し付けられるのはうんざりだ。 広く男性の意識改革を願う。
- 2025年9月21日
- 2025年9月21日心臓を貫かれて 上マイケル・ギルモア,村上春樹読み終わった家族の蔵書で暇つぶしに読み始めたらあまりの陰鬱さに止まらなくなり、この一家の最期がどうなるのか知りたくて読み進めてしまった。 アメリカは宗教と殺戮の国っていうのがよくわかった。
- 2025年9月21日心臓を貫かれて 下 (文春文庫 キ 9-2)マイケル・ギルモア読み終わったゲイリーよりもゲイレンよりも、フランクが一番報われない。こういう真実をしってしまったあと、どうやって生きたらいいのか。何も言うことがなくなってしまった。
- 1900年1月1日日本のふしぎな夫婦同姓中井治郎読み終わった妻氏婚した社会学者の中井治郎氏の本。私は父が妻氏婚だったけど、それは父が先進的っていうより、単に母が長女、父が6男で家のためって感じだったので、中井氏の事例とは違う。 しかし、一昔前までは家業やら農家やら家という稼ぎと生活が一体になった集団を継続させるために婿養子や養子をとることは一般的だったとあり、自分ちは一昔前の当たり前だったんだなと知り興味深かった。 ちなみに私のうちは祖父は養子で、中井氏の家も外から来た人により盛りたてられていたとあり、自分ちの歴史と重なる。一世代、ふた世代前の当たり前はこうして簡単に失われて通じなくなるのだなと感慨をもった。 この本が書かれたのが4年前でそこからさして進展していないことに驚く。しかし、今夫婦別姓になったからといって自分が実施するかはわからない。
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日
- 1900年1月1日諏訪の神戸矢学読み終わった諏訪に旅行に行き、諏訪大社のどこの神社にもない異界感に当てられた。 この本を見つけ、読まねばと思い購入、あまりの面白さに一気読み。 御柱祭の御柱とは何か、 どうして地面に突き立てられなくてはならないのか、 どうして諏訪大社は4つあり、あの場所にあるのか、 諏訪の神とは一体何者なのか、 などなど、 謎に満ちた諏訪大社の全貌を解き明かす。 一見トンデモぽいのだが、さまざまな神話や歴史的事実を当てはめていくとパズルのようにピタリとはまってゆく。 ネイティブアメリカンの伝承を書いた『一万年の旅路』という本もあったが、地殻変動と神話は切り離せないと改めて思わされた。
- 1900年1月1日翻訳する私ジュンパ・ラヒリ,小川高義読み終わったベンガル語が第一言語で、英語で小説を書いている著者が、イタリア語を学びイタリア語で書き、翻訳した経験を描く。 実はこの著者の本初めてで、いまいちイタリア語にも興味がなく、著者が訳した本も日本じゃ未邦訳みたいで、あまり興味の持てないまま読み終わった。 1作目に読むにしてはふさわしくなかったかも。小説読んでから出直します。
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