
Yuki
@yuki_1003
2025年9月23日

夜更けより静かな場所
岩井圭也
読み終わった
最近、本を買うだけではなく、図書館や図書館cafeで本を借りるようになった。この本は図書館cafeでおすすめされて読んだ一冊。
ざっくり本の内容を説明すると、主人公の就活前の女の子(遠藤吉乃)がお母さんの勧めにより伯父(遠藤茂)が営む古本屋「深海」に訪れる。そこでお勧めされた本「真昼の子」を家に帰って読むと、余韻が抜けないほど興奮する一冊と出会ってしまったことに感動を覚える。誰かにこの読んだ本の感想を交換する場があればというきっかけで、深夜0時〜2時で読書会をすることになった。
この読書会は、課題図書に対する感想などを伝えるもの。参加者は吉乃と店主である伯父の茂を含めた6名。合計6回の読書会をするのだが、参加者それぞれの悩みを反映した読書会となっている。
この本の面白いところは、世の中に存在しない本が出てくるところ。読み勧めていくと、物語に出てく本が読みたくなる。
誰かに小説の面白さを感じられる本を紹介してほしいと言われたら、真っ先にこの本を紹介するかもしれない。続きはないけど、続きを作ってほしいと思わされた一冊。



