
よむむ
@book_yommm
2025年2月9日

アーモンド
ソン・ウォンピョン,
矢島暁子
読み終わった
韓国文学は社会に対する静かな怒りや抗いが見える気がする。作者あとがきには自分には行動を起こす力はあまりないので淡々と物語を綴っただけと書いてあったけど、大なり小なりなにか訴える・伝えるという意思はあって、それがなんというかストレートに伝わってくる感じが韓国文学っぽさだなと思う。
この作品は何か特定のことに対して声をあげているものではないんだけど、どういう子どもも愛されるべきであって守られて然るべき存在なんだよと言ってくれてるような柔らかさを感じた。

