
モヘンジョ・パロ
@mohenjoparo
2025年9月17日

読み終わった
若い頃は自分の趣味に、おかしな話だが、誇りを持てなかったことに劣等感を抱いていた。他人に自慢げに話せるような趣味を始めてそこそこ身についてきた頃に周りに話しては賞賛の言葉をもらって悦に浸っていた
今思えば顔から火が出る思いだ
ここ数年で身の回りの環境が変わり、広く浅い関係性の知人と関わることもなくなり、そういった趣味も目的が変わった
きっかけは不純なものかもしれないが、趣味それ自体は突き詰めれば魅力的なものばかり。なので純粋に自分自身のために趣味を楽しむようになった。今は成長していくことそれ自体が楽しい
そんな中でこの本に出会い、とても元気をもらった
どうせ趣味を続けるのなら「上手な素人」ではなく「下手な玄人」を目指せ、と筆者は言い、それがどんな景色かを教えてくれる
筆者と同じような方向を向いているとは思ってはいたが、筆者はさらに上位概念に到達していた。素人から玄人の域に踏み込むにはまだ自分には何かもう一歩踏み込む必要があるなと思った。そしてそうするだけの価値は十分にあると感じられた
きっと「上手な素人」止まりなら、天井がある。成長が止まるのだろう。下手なりにでも玄人の域に入り込みさえすれば、そこから先は死ぬまでワクワクする世界が待っているはずだ
