

モヘンジョ・パロ
@mohenjoparo
我が家にある本は一生をかけてもすべてを読み終えることができないことがすでにわかっている
- 2025年7月9日進化しすぎた脳池谷裕二読み終わった脳科学者池谷裕二先生と中高生との数日間におよぶディスカッションの記録 ブルーバックス版には東大大学院の学生たちとのディスカッションも収録されている 脳神経の仕組みからアルツハイマー、意識とは?心とは?の脳科学的な観点からのアプローチは、昨今においても人工知能との関わり方を考える上で示唆に富んでいる 身体性のくだりは興味深かった 後半、大学院生との議論は専門性が高く、どこまで理解できたかわからないが、最後に研究に向き合う姿勢についてのやり取りは、仕事や勉強をする上でとても励みになった
- 2025年7月5日美の構成学三井秀樹読み終わった「構成学」という学問についてその歴史と事例の解説 美しいとは何か?何を持って美しいといえるのか?がわかる本かなと期待はしていたが、そこについて知るにはもう少し専門的な書物に当たった方が良さそう
- 2025年6月30日自己肯定感ハラスメント辻秀一読み終わった「自己肯定感」という言葉が好きでない。自己肯定感を高めようというムーブメントに日頃から違和感を感じてきた。その正体をこの本からいくらか学び取れた 自己肯定感を高めようとするのではなく「自己存在感」を大事にしようというのがこの本で一貫して主張されるメッセージ。この二つはまったく違う 世の中ではこの二つが混同されて語られているように思える。だから混乱して違和感を感じる 言葉の定義を明らかにした上でそれぞれの特徴と向き合い方を考えていく必要がある
- 2025年6月29日傷のあわい宮地尚子読み終わった三宅香帆さんが紹介していて手にとった。おそらく自分からは選ばないだろうなあというテーマではあった。ただ、最近アメリカの人とリモートで仕事のやり取りをするようになり、海外で働くって?生活って?自分の場合はどうなるのかな?とぼんやり考えたり考えなかったりしていた時期だったというのがこの本を読む小さな接点にはなったのかもしれない 著者のエッセイという形だが、登場人物が、情景がありありと浮かんで来て、まるで自分に関係のないような人たちなのに不思議と当事者のような気持ちになってそのやり取りの輪の中に入っていける、そんなお話たちとの出会いがあった
- 2025年5月18日日本の珈琲奥山儀八郎,旦部幸博読み終わったニッカのウイスキーのラベルの版画でお馴染み奥山儀八郎先生は日本でも指折りの珈琲研究家だったとのこと 本書は古代のコーヒーの興りから昭和の初期に至るまでのわが国とコーヒーとの関わりが記されている コーヒーそのものの解説というより当時の文化・風俗にスポットをあてて当時の文献とともに紹介していくというスタイルなので、特に江戸時代、鎖国以降の歴史に明るいともっと有意義に読めたかもしれないかなと思った
- 2025年5月16日時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙ブライアン・グリーン,青木薫読み終わったついに最後まで読み終えた 壮大な宇宙の物語。文字通り、壮大な宇宙の物語だ 人間なんてただの粒子の集合体に過ぎないわけだが、私たちは意識を持っていて心を持っていて考えることができる。それはこの宇宙の法則に照らし合わせたら何を意味するのか?を宇宙物理学者である筆者の専門分野から愚直にアプローチし、考察を進める 内容は硬派に宇宙論を真面目に語りつつもどこか詩的でユーモアがあふれる彼のセンスにはいつも夢中にさせられる
- 2025年4月11日ダーウィンの呪い千葉聡読み終わった「ダーウィンが言っているから」と大義名分を掲げて人々を扇動することの愚かしさを追求している “ダーウィンはそんなことは言ってない” そして後半の大部分を、優生学を事例に挙げてその批判に割き、筆者の主張が補強されている われわれ人間は、いかに不完全で矛盾に満ちた存在であるかということを認め、その中でおかした過ちを修正していきながら少しずつ、自分たちにとっての善を積み上げていくことを続けていくのみである
- 2025年3月31日暇と退屈の倫理学國分功一郎読み終わった事物に対する解像度が高まるほど、退屈という状態を有意義な時間に変えられると思えた。だからこそ勉強することが大事なんだ。死ぬまで勉強し続けられるなら、それが一番幸せだ
- 2025年3月5日
- 2025年3月5日
- 2025年3月5日
- 2025年3月5日
- 2025年3月5日超軽工業へ渡邊恵太買った
- 2025年3月5日データ と デザイン櫻井稔読み終わった
- 2025年3月5日
- 2025年3月5日大衆の反逆ホセ・オルテガ・イ・ガセト,神吉敬三読み終わった2020 年代に起こっているあれやこれに置き換えて読んでもどれもがこの約 100 年前の考察に当てはまる。人間の行動原理の普遍性を垣間見た PSYCHO-PASS のあのシーンを引用したい場合はこのちくま版ではなく白泉か岩波がおすすめ 「フランス人のための序文」にあのパスカルの話が出ているよ
- 2025年3月5日
- 2025年3月5日庭の話宇野常寛読み終わった暴走した SNS ドリブンな資本主義社会を批判しつつも資本主義それ自体は否定せず、それを有効に利用しつつ市場からの「評価」や共同体からの「承認」から自由になるためには?を論じている 批評というジャンルはあまり手を出せていなかったので上手く読めたかはわからないが、自分が日々感じている世の中への違和感と自分自身が日々心掛けていることに重なる部分があり、興味深い示唆に富んでいたと思う
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