
猫
@mao1012
2025年3月7日

悲しみよ こんにちは
フランソワーズ・サガン,
Francoise Sagan,
河野万里子
かつて読んだ
この本を読んだ時、十八歳という若さで、このような物語が書けるのかと頭を殴られたような気持ちになった。
文字から伝わる静謐な知性と品性が美しすぎる。十代の若さから来る強い感情のひとつひとつが、自身も抱いたことのある感情たちでまるで他人事ではないような気持ちで読んだ。
そして何より、『悲しみよ こんにちは』というタイトルの素晴らしさ。悲しみをしっかりと自認して、受容することが出来ているからの言葉だと思う。


