
かおり
@6kaorin5
2025年9月25日

私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯
すんみ,
チョン・セラン
読み終わった
感想
読書日記
図書館本
久しぶりに読むチョン・セランは
様々な媒体に寄せた掌篇小説いくつかと二篇の詩をまとめた作品集。
「こういうタイプの小説が好きな方もいれば、好きでない方もいるようです。私は好きなほうです」。
はい、私も好きなほうです。
サラっと読めるけれど、読めば読むほど味わい深さが増す。スルメ本というか、スルメ作家だと思う。
《B side》の方が個人的には好みなものが多かった。
「アラの傘」「乱気流」「恋人は済州島生まれ育ち」、
中でも1番のお気に入りは「ヒョンジョン」。
私も限界がくるその最後まで読みたい。
「好きな気持ちで、好きだから焦る気持ちで、ずっと待っていた。それがヒョンジョンの仕事だった。次の本を、その次の本を。新しい作家に出会うために冒険しては失敗することを繰り返しながら。」
そうやって、待って、読んで。
最後まで。



