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2025年9月25日

私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック
rn press
読み終わった
「エッセイと実用」と掲げているだけあって、死後の段取り、費用面、戒名、宇宙葬・堆肥葬などの新しい葬送のしかたなど、非常に現実的なことが書かれていた。
安楽死も取り上げられている。
これは難しい問題……。
当初は厳密な定義のもと運用されたとしても、その内範囲がずるずると拡大されて他者から「安楽死すべき」などと言われそうな不安……。
AIで亡くなった人を甦らせるビジネスについても。
「文豪と「死」」ではこれまでとは対象的な、観念に近い文章が引かれていてびっくりした。
でもここまで死後の話を読んできた今こそって感じ。
全体的に読みやすく読後感も暗くなりすぎない。むしろ「ちょっと考えてみようか」と思える。