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- 2026年10月4日
- 2026年9月16日
マリア様がみてる今野緒雪,ひびき玲音読み終わったアニメきっかけで。 おおコバルト文庫だ! 私立リリアン女学園高等部、銀杏並木、マリア像。 紅薔薇(ロサ・キネンシス)、白薔薇(ロサ・ギガンティア)、黄薔薇(ロサ・フェティダ)、姉妹(スール)、ロザリオ……。 百合・エスの美しい世界観と様式美に浸れる。 ファンタジーさと、一方で少しの現実味。 意外と世俗的な同級生たちと感情的だったり食えない性格をしている上級生。 シンデレラ役を降りたい祥子を易々とは通してくれない薔薇さまたち。 ある意味意地悪、ある意味楽しんでいるようだっただけに、p.212のここは良かった。 「私も祥子を好き。紅薔薇さまも、黄薔薇さまも、令も、志摩子も、由乃も、祥子のこと好きなのよ」 だから任せて。そう、白薔薇さまは言った。 また、p.210の白薔薇さまのセリフ。 「しっかりして見えても、たかだか高校生だから臆病なのよ。何があったのか、知るのが怖い。暴いちゃいけないような気もする」 それは、すごくわかった。 男の人と女の人のことって、できれば避けて通りたい。 主人公の1年生・祐巳にとって、薔薇さまたちは天上人。畏れ多い存在。雲の上。 それに対して内実をちらりと示すセリフ。 ここが印象に残ったのは、たぶん高校のときって自分ら子どもだったなーと自覚があるからだろう。 ティーンズ時代(特に中学や高一)に読んでも実感がなかったかもしれない。 この歳の読書の収穫。 - 2026年9月9日
泣けない私のサンドイッチ森田三和読み終わった@ BREWBOOKSサンドイッチが好きだ。 自分の好きを形にすべく、若い時から模索しどんどん手を伸ばし足を運んできた著者。 パワフルで軽やかで自然体。 奔放なのに地に足が着いている。 憧れるなあ。 でも、タイトルは「泣けない私」なのだ。 整理され落ち着いたこの文章群からでも、読み手にも(おやこの状況はなかなかキツくないか…?)と伝わる。 なのにけして湿っぽい文章ではない。 素敵なマダム。 行ってみたいお店だ。 しおりをいくつも挟んだ。 その中からふたつ。 p.127「経済の成長と共に、人は楽になることを進化と思っているけれど、私はできるだけオーソドックスな道具を使いこなすことによって、工夫することや、アイデアや、感情が生まれると思っている。体も道具も使うほうがいい。」 p.155「ちゃんとお腹が空いていないと作りたいものが浮かばないので、無駄な間食はしなきし、できるだけ毎日運動する。」 (巻末のレシピはもしや表紙のサンドイッチの?とても良いですね…) - 2026年9月3日
読み終わった人から勧められて。 高瀬隼子を読むのは「おいしいごはんが食べられますように」に引き続き2冊目。 面白かった。 「おいしいごはんが〜」にもあった、人間関係や心理の微妙なひだ(痛い、苦い、あまり見たくない、妙に苦しい)をすくって描くのが上手で、ちりちりしながら目が離せない。 文も簡潔ですらすら読める。 著者は1988年愛媛県生まれ。本作でのデビューは2019年。 主人公の「わたし」も四国生まれ。歳の頃もそう変わらない。 おそらく、作家の経験した地方・東京の違いや、恋愛・性愛・妊娠出産・子どもを「もつ」ことへの考えが主人公に色濃く反映されている。 それがひとつひとつこちらの共感を引っ張り出す。 彼氏がした、恋愛感情のない浮気でできた子どもを、浮気相手の女性が主人公にもらってほしいと告げるところから物語が動き始める。 解説にもある通りかなり突飛な「非常識とも思える提案」(p.147)で、主人公もドトールの隣席客にSNSに書きこみされているかもしれない、と妄想してしまうくらい。 自分も妄想SNSレスポンスのように、「いやいやありえないでしょ、知らない女の産んだ子ども育てるとか」(p.18)と思った。 端的に言ってしまえば、男、メソってんじゃねえ!相手、わけわからん提案すな!である。 ところが、このわけのわからない状況が、主人公の停まっていた状況をじんわり動かして、「これまで考えすぎるほど考えてきたつもりなんだけど、振り返ってみると全然、目の前に置かれた課題の方がまだ全然、多い。考えたり、決断したり、結構、してきたつもりだったのに。」(p.108)と思わせる。 自分もそれなりに見たり見ようとしなかったりしたことを主人公を鏡に考えざるを得ない。 ミナシロさん(基本的にカタカナで書かれる。異星人のような、非人間的な雰囲気を出そうとしているように感じた)は最後に、やっぱり自分で育てようと思うとのたまる。 びっくりである。 主人公のこの数ヶ月はなんだったのか。 主人公は郁也がいないと生きていけないほどに好きで、でも病気で妊娠が難しいかもしれず、性交渉もどこか冷めている。郁也は主人公のことが好きで、そういうところも受け入れていて、でも子どもは欲しい。 生じてしまったねじれを、しかしどうすることもできない……? 「何をよすがに、何のために、何を言い聞かせてきれば、まるで自分のために生きているみたいに、息ができるんだろう。」(p.145) 子どもができれば、彼は喜ぶ。 子どもができれば、両親は喜ぶ。 では主人公自身は……? また、作者の狙いだとは思うが、初めての子で想像力が及ばないだろうとはいえ、子どものことを誰も人格ある人間として考えてないのがなかなかに怖かった。 今は胎児でも、成長するんだよ……?両親と自分の関係をどう説明するの……?と思った。 あえてなのかどうか、「心(こころ)」(※男児である)と相談なしに決めて、そして勝手に役所に届けを出したミナシロさんも凄かった。 文庫版で読んだのだが、表紙の白い犬の表情を断ち切っているのがすごい。 1枚めくるとかつて主人公に向けていたであろううるうるした黒い瞳が覗くのだが、表紙だけでは「犬のかたちをし」たものが何を秘めているのかはわからない。 背景も黒く、闇の中のふわふわは、我々に少し見えないところで、ずっと主人公を見つめている。 - 2026年8月16日
- 2026年8月16日
灯台へヴァージニア・ウルフ,鴻巣友季子買った新潮文庫とマウントレーニアのコラボで。 前々から読みたかった本。 新潮文庫の新訳は「怒りの葡萄」がとっても良かったので勝手に期待していたところ、鴻巣友季子さんだったので更に期待。 - 2026年8月13日
神田ごくら町職人ばなし(二巻)坂上暁仁読み終わったかんなの音、木材の匂いを想像しながら読んだ。 難しい面取りの細工も惣次と一緒に立ち止まって考えた。 ラストですぐに家に上がらせてくれないのが良いね。 自分はビビりなので「聞かれてねえことを答えるな」などにはすぐしっぽを丸めてしまうところ、惣次は頑張った。 番頭や支配人の凄みを効かせた表情も怖すぎた。 人間こそが怖い系ホラーに転向したのか…?と思えるくらい怖かった。 また、おなじみの超画力が更に向上しているように感じた。 木や鉄の質感、カケアミあたりが…? アナログ作画かな。すごいな。 別口で江戸時代の殺陣話を読んでいるため今頭がとても江戸。 - 2026年8月11日
- 2026年8月9日
- 2026年8月8日
萩を揺らす雨吉永南央読み終わった文庫版で読了。 歩き回る安楽椅子探偵。 大きな観音像がしばしば出てくる。 モデルにした場所があるのかな? 徘徊と思われるシーン・そのあとの噂されるシーンは辛かったが、基本的にライトな読み口。 手元の文庫時点で、シリーズ7作、1作目は21刷。 - 2026年7月15日
午後のおいしい薬膳日記(1)午後,櫻井大典読み終わったゆえあって知識をつけといた方が良さそうな状況。 ひとまず薬膳に対するフワ〜っとした知識が少し整理された。 されたけど、まだだいぶ複雑に感じる。 監修の先生のあとがきにあるように「大切なのは、完璧を目指さない」ことらしいので(そうなのかー)くらいのゆるさで必要なときは参考にしてみようと思う。 120pの花粉症で苦しむかわいそうな午後さん…。 121pの花粉を抱えている風邪(ふうじゃ)は、ちょっとユーモラス。 最後の飼ってたカブトムシのくだりはぐっときた。 - 2026年7月14日
- 2026年7月7日
銀河風帆走宮西建礼読み終わったやーおもしろかった。 こんな楽しめるとは。 「もしもぼくらが生まれていたら」 細かすぎる地名にどこだろうと思っていた矢先に産業奨励館。 現代の国際政治のカラーも帯びつつ読ませる。 巻末の解説によると、作者・宮西建礼の作品は(共著の写真集を除くと)この本のみ。 なんとなんと。 - 2026年7月1日
銀河風帆走宮西建礼読んでるSFにトライ! とはいえタイトルに銀河、表紙に宇宙船のスケール感に尻込みして長く寝かせていた。 そんななのに、出だし(「もしもぼくらが生まれていたら」)が高校生主人公で読みやすいなと思ったらするすると読めて、しかもハラハラ。 続きが気になる! 勢いで5話中3話をそのまま読了。 いつの間にか暗くなった窓の外に、今は小惑星の衝突危機か噴火の混乱で食糧危機に陥っているのではと錯覚するくらい。 - 2026年6月25日
愛と家事太田明日香読み終わった実家という名の家庭。 夫婦という名の家庭。 著者と自分に小さくも消せない共通項があったのが本書を手に取ったきっかけだが、それがゆえに、自分の実家メンバーが頭の中で何度も浮かび見え隠れするのを必死で手を振って打ち消しながら(「これは!著者の実家の話で、うちのことではないから…」)ページをめくっていく。 まずない経験をした。 著者がフェミニズムに対して、近づいたり失望して離れたり、また関係を見直して、そして自己の考えに基づく「世間でいうフェミニストとは少しちがった」フェミニストになるくだりに目を開かれた思い。 長年の苦しい思いが整理され綴られている。 こういうの大変だったろうな。 自分にできるだろうか。理性的に冷静に仕分けてるつもりでも、感情で目が曇ってる気がいつもする。 - 2026年6月19日
新・戦国史: 城から迫る乱世の終焉、泰平のはじまりNHKスペシャル取材班気になる - 2026年6月18日
禁忌の子山口未桜読み終わったネタバレです。 推理ものとだけ認識して読み始めたら、建物の図解にホームズを意識した探偵役にと本格ものの要素がてんこ盛りで、なんだか久しぶりに触れるような気がした。 城崎の美形・探偵しぐさ描写からは「キャラクター」っぽい感じを受けた。シリーズ化するらしい。 著者が現役医師のため、医療周りの描写が濃い。 門外漢の自分であっても、難しくは感じなかった。 兵庫県西宮市が舞台のようで、主人公たちも関西弁だが、これも著者の出身(居住?)由来らしい。 章終わりにもたらされる新事実の発覚はスリリングで早く続きを読みたくなる。 特にXの正体は予想できず。 城崎の録音機あたりからの天地がひっくり返る感じがよい。 全ての結果、主人公は巨大な枷を負うことになるが、果たして未来は……。 私が説明を見落としているのかもしれないが、連絡がついた時点で蒼平から鍵金庫の番号を教えてもらう方が自然では?とか、岐阜の電話番号が間違っていたのは特に意味がなかったこととか、事件当日の防犯カメラに妻が映っているのを見つけられなかったのか?など気になってしまった(後者は、警察は妻の顔がわからないからスルー、主人公は妻が通ってない時間の分しか見ていないからか?とも考えられるが)。 - 2026年6月8日
- 2026年6月5日
- 2026年6月3日
山を渡る -三多摩大岳部録ー 8空木哲生読み終わった既刊すべて再読完了! クライマックスの剱岳のくだりはやっぱりすごいなあ。 1年生3人組の成長著しく、もう遥か彼方だ。 ゴリッゴリの夏山から雪の世界へ。 次巻は秋ぐらいに出るかな。 待ち遠しいな。 初読時から今日までの間に函館旅行をしたのでラッキーピエロにピンとくるぞ…!
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