sio "東京都同情塔" 2025年3月8日

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@sio
2025年3月8日
東京都同情塔
東京都同情塔
九段理江
ここ最近の芥川賞受賞作はあたりが多く、その中でも『東京都同情塔』は飛び抜けておもしろかった。ほぼすべてのSF作家に言えることだけど、例えばJ・G・バラードを読んでいて唯一残念に思うのは、その作品が書かれた時代の空気感を肌で感じながら読むことができないという点だ。こればっかりはどうしようもない。だからこそ今後、九段理江と同じ国の同じ時代を眺めながらリアルタイムで作品が読めると思うと、まじでありがとうって思う。同世代に優秀なSF/純文学作家がいることは幸せなことです。
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