
よっちゃん
@addicted-to-books
2025年9月25日

本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む
かまど,
みくのしん
読み終わった
図書館本
2025
本を読むことがテーマとなれば気になるに決まっている。
ずっと読みたい本リストの中に入っていてなぜか急に読みたくなって予約をしたらすぐにやってきた。
表紙に『走れメロス』
また?!やけに走れメロスに縁がある。
32歳のみくのしんさんが初めて読書をするのをかまどさんが横から見守るというもの。
読書をお勉強だと位置付け、苦手なものでしかない読書に挑む。しかも音読で!!
何これっ!おもしろっ!
音読であることと、文章や表現に対する疑問やツッコミや共感、そして涙。
とっても人のいいピュアな心の持ち主のみくのしんさんだからこその読み方。
おもしろすぎて爆笑、爆笑。
確かに走れメロスツッコミどころ満載。
私は普段、一文一文立ち止まって深読みして読書することってなかなかない気がする。
みくのしんさんの読み方って作家さんに敬意をかなりはらっていると思う。作家さんが時間をかけて大切に選んだ言葉達全てに向き合う。
時間がかかって仕方ないけども笑
走れメロスにかかった時間なんと3時間!
わからない言葉も内容もふわっと理解してすすめていく。でもその時に脳内ではいろんなことを処理し、自分がそこにいるかのような感覚を味わっている。読み終わったあとは楽しかったーとかいろんな感情でお腹いっぱい心いっぱい。これはこれで私の読書の仕方。
本に正しい読み方なんてない。
その言葉に安心した。
こんな楽しい読書体験は初めて。
知らなかった小説を読むことができたのもいい体験。みくのしんさんのあとがきにはちょっとウルっとしてしまったし、本が好きで良かったなとも思った。
これをきっかけにみくのしんさんみたいに本を読むことが楽しい!と思える人が増えればいいのになー。




