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2025年9月27日

ある一生
ローベルト・ゼーターラー,
浅井晶子
かつて読んだ
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新潮クレスト・ブックス
「人の時間は買える。人の日々を盗むこともできるし、一生を奪うことだってできる。でもな、それぞれの瞬間だけは、ひとつたりとも奪うことはできない。そういうことだ。」
その時代や社会、自然からも大きく影響を受け、多くを奪われながらも自らのハンドリングを手放さなかった男の、それぞれの瞬間。それが連なることで描き出されるタフな一生。とても美しい小説。
物語というのは、つまりはその瞬間を描こうとするものなのだ。という気がしています。



