ある一生

17件の記録
- mayu@yatsu_books2025年6月15日かつて読んだ読書日記アルプスの山の中で生きた、名もなき男の一生が淡々と綴られている物語。 オーストリア・アルプスの清浄な空気を吸い込むような感動が得られる傑作。
- Anna福@reads--2503092025年5月28日読み終わった全ての人の人生にはドラマがある。語られる彼の一生は、読む者にとっては悲しく孤独な人生だ。 だが彼はその孤独を悪いものとは思わず、自分の一生を悔いなく振り返る。 短いのだが、20世紀を生きたある一人の男の、ずっしりと心に残る物語。 『野原』も良かったから、この作家さんどんどん翻訳していただきたい…
- soi@soi_i222025年4月12日読み終わった心に残る一節「人の時間は買える。人の日々を盗むこともできるし、一生を奪うことだってできる。でもな、 それぞれの瞬間だけは、ひとつたりと奪うことはできない」
- タレ@miki_nike2025年1月12日読み終わった@ 自家源泉かけ流しの宿 箱根翠泉どうしてなんの変哲もない(と言うにはドラマティックなのだが)市井の男の一生が、こんなにも胸を打つのか。読み始めてすぐに、大傑作ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』に非常に良く似た味わいの物語だと感じた。 もっと無骨で朴訥としているのだけれど、どんな人生にもドラマがあり、どんな人の内面にも宇宙がある。運命の糸や必然としか言いようがないできごと、それらが一点に集約されるような瞬間が淡々と描き出されるさまに心が震えた。