
torajiro
@torajiro
2025年9月26日

ネット右翼になった父
鈴木大介
読み終わった
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癌に侵された晩年の父がネット右翼に変節してしまったと感じコミュニケーションを閉ざしたまま見送ってしまった著者が、改めてネット右翼とは何で、父は本当にネット右翼だったのかを掘り下げていく話。印象的なタイトルからネット右翼がテーマかと思いきや、もちろんそれについての考察も色々あるけれど、中心軸は家族との関係について。筆者、姉、母で父像が大きく異なることや筆者自身の固定化した見方によって歪んでいたものについて振り返っていく苦しい作業が詳らかにされていてなかなか独特な本だった。


