
Hideyuki Kato
@orangejuce_1618
2025年9月27日

彼岸過迄
夏目漱石
読み終わった
この作品は漱石の長い休み(修善寺の大患)後の再出発であり、「吾輩は猫である」書いた出発点への原点回帰としての意味を持つ。なぜならこの作品は写生文として書かれ、「猫」の役割を「敬太郎」が担う形で物語は進んでいく。また「探偵」的な立ち位置で。
すべては柄谷行人氏の解説に書かれているので、この作品を解説を含めて楽しんでもらいたい。ものすごく面白い作品です。敬太郎が「探偵」行動をする章は読みながらにやけてしまう程。