
絵美子
@835emiko
2025年9月27日

すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
いまある/記憶の中にだけある、などの白いものたちについて、すこしずつ祈りのように綴られている
大体休憩中に読んで終わりの時間が来るとじぶんが何をしていたか/しているかわからなくなってしまうので最後は自室で読み終えた。
見たこともない街がずっと前に見たことのあるかのように画で浮かんで、じぶんの記憶もつるつると引き起こされて(白くない)、引き出しをいくつも開けてそのまま閉じない、みたいな気分になったところで読み終えた。
関係ないけどこの章の白はオフホワイトぽくて雪がよく出るとトゥルーホワイト(ほぼ色がない)ぽいイメージで、もしフェイクホワイトがあるなら漂白したみたいな白でこの本とは関係なさそうとか考えてたらあとがきにハヤン(まっ白)とヒン(しろい)について書かれており、便宜上とはいえ色に名前がついていてよかったなと一時的に思った。


