

絵美子
@835emiko
読書感想文
- 2025年11月25日
堕落論 (角川文庫)坂口安吾かつて読んだまだ読んでるじゅうぶん読んだ堕落論のほか12篇もすべて好きだけれど、恋愛論、欲望について、不良少年とキリストが特に好きだ。満員電車でその日持っている本が開けないと青空文庫で読み返すのであたまに染み込んでいる、ばかはしんでも治らず生まれ直してもまた好きになるでしょう。わたしは装幀が水色バージョンの文庫本を持っていてそれも気に入っている。幸~
- 2025年11月18日
- 2025年11月5日
虚弱に生きる (扶桑社BOOKS)絶対に終電を逃さない女読み終わった読むか少しだけ迷って結局あっという間に読み終わった。ダブルで想定外だった。 自分自身が虚弱ではないので共感するところは無いかもしれないという想定と、周りにも虚弱体質の人間がいないので曖昧に想像するだけだった虚弱に対するイメージが完全に変わった。 共感するところはかなりあった。 行動を習慣化するとメンタルが健康になり(というより病みにくくなる)、更につよくなるところ、自分の変化にも景色の変化にも気づきやすく、幸せを感じやすいというのはその通りで、大人になってから善の方向で何かを習慣化したことがあるひとは膝を打ちまくると思う。 あとこれは自業自得で不健康になるひとばかり見てきたせいで、虚弱体質は逆に言えばそれ相応の生活をすれば改善できるイメージが勝手についていた。これは不健康ではない状態だから思いつく考えだと気づいて傲慢だったなと恥ずかしくなった。 そこらの体力ある人間の誰よりも健康的な習慣をもつ終電さんに驚いた。始めることより続けることの方が圧倒的に難しく、でも続けた先にしかわからない境地があり、それについて習慣化界隈といますぐ話したいくらいだった。 「支えてくれる人ができたから体力がなくても何とかなったのだと、女は体力がなくてもお金がなくても結婚すればいいのだと、決めつけられるのも悔しい。こんなに頑張ってきたのに、結局「結婚」ごときですべてが解決したら、それまでの苦労が否定されたような気分になってしまう。」 ここについてはもはや体質とか関係なく(あるのだけど)生きる姿勢でもあり、わたしの気持ちも文章とないまぜになり乗り換える駅を通り越しそうになってしまった。(本を読めばわかるけどマジョリティに対してどうとかではなく、この本の内容は常に自分と向き合って戦って進んでいる) 装丁もとても素敵なので急いで買わず紙でゲットすればよかったな。アー - 2025年11月3日
- 2025年11月1日
また会う日まで(上)ジョン・アーヴィング気になる - 2025年10月30日
- 2025年10月30日
カミュの手帖〈第2〉反抗の論理アルベール・カミュ,高畠正明読み始めた - 2025年10月29日
異邦人カミュ読み終わったじゅうぶん読んだムルソーの無関心、無感動を信じられない、とか人でなしだと思う民は息巻いて饒舌だった検事の方が共感できるのか、それは特にべつにどちらでも良いけど最後の司祭のすべての動作と台詞にはとにかく早く部屋から出て言って欲しい気持ちでいっぱいになりラストは息継ぎなしで風が吹いてゆき本当のことは口に出すと本当になりすぎると思った、みじかい小説だけど最後の3ページのためだけのこれまででした、という感じ(自分のもたぶん含められている) こんな超季節の変わり目で自律神経乱れがちな時期に読むものではないでしょうよと思いながらべつに春の麗らかな夜だって夏だって真冬だって変わらず読み返すでしょうよべつに特にべつにって話、アー - 2025年10月26日
ホリー・ガーデン江國香織かつて読んだじゅうぶん読んだ本編とちょっと話がそれるけど主人公の果歩が尾形亀之助の詩をつぶやくのがすきで、雨の日は「雨はいちんち眼鏡をかけて」を思い出して、何かにお砂糖を入れる時は「おゝ、これは砂糖のかたまりがぬるま湯の中でとけるやうに涙ぐましい」と頭の中でつぶやくようになった。 果歩がマニキュアを塗った爪を眺めて大丈夫、大人なんだからとつぶやく場面もつよく覚えていて、大人になって同じことをするようになった。 果歩と静江を眺めていると(読んでいると)女の子でいるのも女性でいるのも似たようなもので、その性によってうまれるたのしさもつまらなさも同等だなと思う。 雨の日は思い出してなんとなく捲ってみるけど、何度読み返してもばか正直で素直で明るくて存在自体が健やかすぎる中野くんは眩しすぎて仲良くなれなさそうだけどちょっと羨ましいし好い人間だなと思う。静江の恋人の芹沢は気障すぎてうっすらマンスプレイニングな感じが全く相容れなくて南無三、アー - 2025年10月22日
- 2025年10月15日
- 2025年10月11日
最後の講義 完全版 福岡伸一福岡伸一気になる - 2025年10月11日
カフカ寓話集フランツ・カフカ,池内紀気になる - 2025年10月4日
わたしの名店 (ポプラ文庫)バービー,あさのますみ,ジェーン・スー,三浦しをん,中江有里,久住昌之,佐藤雫,塩谷舞,宇垣美里,小川糸,山田ルイ53世,岡崎琢磨,川内有緒,最相葉月,朝井リョウ,朱野帰子,森見登美彦,はるな檸檬,清水ミチコ,清水由美,澤村伊智,瀬尾まいこ,畠中恵,稲垣えみ子,美村里江,藤岡陽子,西加奈子,道尾秀介買った読み始めた - 2025年10月2日
声を出して、呼びかけて、話せばいいのイ・ラン,斎藤真理子,浜辺ふう気になる - 2025年9月28日
知らないと損する! 新・台湾の旅テク316朝日新聞出版読み終わったKindleで何となく読みはじめたら旅テク64あたりで台湾に行きたいわんになった。旅スキルをあげる練習にちょうどよいかもしれない、台北ぺい~ - 2025年9月27日
すべての、白いものたちのハン・ガン,斎藤真理子読み終わったいまある/記憶の中にだけある、などの白いものたちについて、すこしずつ祈りのように綴られている 大体休憩中に読んで終わりの時間が来るとじぶんが何をしていたか/しているかわからなくなってしまうので最後は自室で読み終えた。 見たこともない街がずっと前に見たことのあるかのように画で浮かんで、じぶんの記憶もつるつると引き起こされて(白くない)、引き出しをいくつも開けてそのまま閉じない、みたいな気分になったところで読み終えた。 関係ないけどこの章の白はオフホワイトぽくて雪がよく出るとトゥルーホワイト(ほぼ色がない)ぽいイメージで、もしフェイクホワイトがあるなら漂白したみたいな白でこの本とは関係なさそうとか考えてたらあとがきにハヤン(まっ白)とヒン(しろい)について書かれており、便宜上とはいえ色に名前がついていてよかったなと一時的に思った。 - 2025年9月22日
- 2025年9月19日
- 2025年9月14日
すべての、白いものたちのハン・ガン,斎藤真理子買った
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