

絵美子
@835emiko
読書感想文
- 2026年2月17日
- 2026年2月3日
偶然の音楽ポール・オースター読み終わった遅まきながらオースターも柴田元幸訳の小説も初めて読んだ。なんとなくタイトルが良いなと思って読み始めたら想定外におもしろく、あっという間に読み終わった。 アメリカ文学に明るくないのもあるけれど、独特過ぎず古風過ぎず現代過ぎないワードセンスも話の展開も新鮮で、ページをめくる度に真新しい気分になり、ポッツィと神になったり(調和が取れているときの無敵さはよくわかる)苦酸っぱい気分になったりしながら最後のページに近づくにつれナッシュと一緒に苛ついて車のヘッドライトの光の眩しさに目を細めきって読み終えた。ア~ - 2026年1月29日
シェニール織とか黄肉のメロンとか江國香織読み終わったこんなにも読み終わりたくないなんて、とはやく読み進めたいが本を開いている間中ずっとあたまにあった。登場人物が物語に出てくるひと、ではなくて人間そのもので、それぞれの台詞やエピソードがいちいちいとおしくて最高だった。 解説が金原ひとみという事で、ふたりとも自身が子供の頃から読み続けている大好きな作家なので、本を閉じる時あまりに湧いてデスクでひとりにっこりしてしまった。ほかの作品と同様、何度も読み返すだろうと思う。ア~ - 2026年1月25日
偶然の音楽ポール・オースター買った - 2026年1月18日
- 2026年1月12日
センセイの鞄川上弘美読み終わったかつて読んだセンセイとツキコさんの会話もお酒のアテも飲み方も品がよい、たまに妙ちきりんなところもなんだかかわいい。なんだかんだで残るのはひととしての親切さや好意ですよねえ、と改めてしみじみと思ったし、読み直しても同じ箇所、したのふたつでページが止まった。 「小学校のころ、わたしはずいぶんと大人だった。しかし中学、高校、と時間が進むにつれて、はんたいに大人でなくなっていった。さらに時間がたつと、すっかり子供じみた人間になってしまった。時間と仲よくできない質なのかもしれない。」 「失敗した。大人は、人を困惑させる言葉を口にしてはいけない。次の朝に笑ってあいさつしあえなくなるような言葉を、平気で口に出してはいけない。」 本筋とは関係ないけれど有楽町で映画を観ようと言った同級生に対して、なかなか古典的なのかもしれない、ご飯は洋食屋さんだろうと予想するツキコさんにわらってしまった。中年だあ、アー - 2025年12月14日
機関車を見ながら芥川竜之介読み終わった - 2025年12月14日
- 2025年12月14日
- 2025年12月13日
図書準備室(新潮文庫)田中慎弥読み終わった著者の話し方、その所作や様子が好きで動画やインタビューを何度も繰り返し見たり聞いたりする訳だけど、この図書準備室も主人公(もはや主人公なのかも不明に思えるがおそらく本人、または本人に近い設定の人物)が口語的に語る場面が続き、行きつ戻りつしながら世捨て人=中学校教師の吉岡の話をする。 そんなに細かいところまで語るから過去からわりと最近に近い方の過去、また戻って古い過去と行きつ戻りつするのでは、と思うような語り手が何か言う度に付随して思い出される記憶をいちいち掬いあげて言葉にしていく台詞が続くが、相手に伝えたいから話している訳ではない気配と、その色もなく語られる行きつ戻りつは全然こちらを離してくれず少しの嫌悪感がうまれ、ある状況を断面ごと記憶しているかのようにいつでも取り出せてしまう人間はこういうあちらこちらへ行く話し方をするし、同族嫌悪かなという気持ちをいちいち捨てながら読み進めた。この行きつ戻りつは自分の頭から放った言葉ではあるが、それを誠実さだとか丁寧さだとかきちんと伝えようとしているとか、受け取り方はあなたに任せると言うような、壁打ちでひとと話しているような長話だとおもった、落語の対極みたいな。 読書に快適さとか心地良さを求めていないけど最初から最後までうす気味の悪い吉岡をさらに上まわる主人公の吉岡への感想から、断面ををよく覚えているのは他者との関係のなさ(感情の取引のなさ)からかな、とふと思った。まあ論理的に話せていないだけかもしれないが主人公の台詞を借りれば、「この我慢出来なさそうで出来そうでっていう時は、けっこう気持いいんじゃないでしょうかね」ということだ。アー - 2025年12月11日
図書準備室(新潮文庫)田中慎弥買った - 2025年12月11日
- 2025年12月9日
地獄変・邪宗門・好色・藪の中 他七篇芥川龍之介じゅうぶん読んだあからさまに表に出せない感想や想像が読後に強く残る作品が多いという印象があるけれど、その中でも最もそれに当てはまるのはやっぱり地獄変だと思う。気付きたくない自分がこちらを見ている。アー - 2025年11月25日
堕落論 (角川文庫)坂口安吾かつて読んだまだ読んでるじゅうぶん読んだ堕落論のほか12篇もすべて好きだけれど、恋愛論、欲望について、不良少年とキリストが特に好きだ。満員電車でその日持っている本が開けないと青空文庫で読み返すのであたまに染み込んでいる、ばかはしんでも治らずなので、生まれ直してもまた好きになるでしょう。わたしは装幀が水色バージョンの文庫本を持っていてそれも気に入っている。幸~
- 2025年11月18日
- 2025年11月5日
虚弱に生きる (扶桑社BOOKS)絶対に終電を逃さない女読み終わった読むか少しだけ迷って結局あっという間に読み終わった。ダブルで想定外だった。 自分自身が虚弱ではないので共感するところは無いかもしれないという想定と、周りにも虚弱体質の人間がいないので曖昧に想像するだけだった虚弱に対するイメージが完全に変わった。 共感するところはかなりあった。 行動を習慣化するとメンタルが健康になり(というより病みにくくなる)、更につよくなるところ、自分の変化にも景色の変化にも気づきやすく、幸せを感じやすいというのはその通りで、大人になってから善の方向で何かを習慣化したことがあるひとは膝を打ちまくると思う。 あとこれは自業自得で不健康になるひとばかり見てきたせいで、虚弱体質は逆に言えばそれ相応の生活をすれば改善できるイメージが勝手についていた。これは不健康ではない状態だから思いつく考えだと気づいて傲慢だったなと恥ずかしくなった。 そこらの体力ある人間の誰よりも健康的な習慣をもつ終電さんに驚いた。始めることより続けることの方が圧倒的に難しく、でも続けた先にしかわからない境地があり、それについて習慣化界隈といますぐ話したいくらいだった。 「支えてくれる人ができたから体力がなくても何とかなったのだと、女は体力がなくてもお金がなくても結婚すればいいのだと、決めつけられるのも悔しい。こんなに頑張ってきたのに、結局「結婚」ごときですべてが解決したら、それまでの苦労が否定されたような気分になってしまう。」 ここについてはもはや体質とか関係なく(あるのだけど)生きる姿勢でもあり、わたしの気持ちも文章とないまぜになり乗り換える駅を通り越しそうになってしまった。(本を読めばわかるけどマジョリティに対してどうとかではなく、この本の内容は常に自分と向き合って戦って進んでいる) 装丁もとても素敵なので急いで買わず紙でゲットすればよかったな。アー - 2025年11月3日
- 2025年11月1日
また会う日まで(上)ジョン・アーヴィング気になる - 2025年10月30日
- 2025年10月30日
カミュの手帖〈第2〉反抗の論理アルベール・カミュ,高畠正明読み始めた
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