
mimitome
@mimitome
2025年9月27日

読み終わった
最近の作家さんを読もうシリーズ。
かわいい装丁とタイトルとは裏腹に読後感はよくない。読む間もずっと不穏な音が鳴っている感じ。読むんじゃなかったと思うが、妙に何かが残り続ける。登場人物はおいしいという無邪気な感情だったり、おいしいを通した他者との共感について否定的な見解を示す。要するにおいしいものは色々とめんどくさいということ。わからなくもないがその見解もまためんどい。一日一粒で全ての栄養素とカロリーが取得できようになるのは賛成。二谷さんの部屋における押尾さんとの描写(やっぱりする?から偽物の真剣さがほしかった、まで)は好き。芦川さんは全体的に好きになれない。
ドロドロラブホラーグルメ小説。