
CandidE
@araxia
2025年9月23日

論語
金谷治
読み終わった
論語を読み、次に老子を読む。
論語は関係の内側に秩序を、すなわちルールと姿勢を示し、老子は関係の外側の流れに身を委ねる知恵を説く。どちらも過剰を抑制することが目的となり、孔子は礼で調整し、老子は道・自然に戻す・還す。過剰は、自然を人工的に加速させた結果のねじれ。
泰伯第八・第8章(08-08)
子曰、興於詩、立於禮、成於樂。
(子曰く、詩に興り、礼に立ち、楽に成る。)
いいなあ、ハーモニー。最初に詩で人の心を動かしてから礼で基礎を固め、最後に楽で社会全体と調和させる。仕上げが「楽しい」で終わるってのが孔子のセンス。好。
人は自分に甘く、他者に礼を求め、楽は二の次になりがち。
論語にはどことなく哀愁がある。


