
上原のあ
@uen70
2025年9月29日

水中の哲学者たち
永井玲衣
読み終わった
Audibleで、ゆっくり読了。
心理学と哲学はあきらかに違うような気がするのに、出てくる名前は同じだったりする。おもしろい。ふっと何が違うのか、なんで違うと思ってるのか、門外漢なりにはそこをどう区別しているのか、考えてしまう。臨床心理学や認知心理学の本をぽつぽつ読みながら読むやわらかい哲学の話は面白い。
以下はおそろしいほど本の内容に関係ない。
哲学というのは人生のテーマについて語りがちな気がするだけど、もっと素朴でもいいのだろうか。
ずっとわからないことがあって、犬ってなんですか、とずっと考えている。なんでチーターと猫は違うよ!と断言するのに、同じくらいサイズの違うチワワとゴールデンレトリバーを犬と呼称するのだろう。へんだ。顔も全然違う。タヌキのほうがずっとチワワに近いサイズなのにタヌキはタヌキだ。
私は犬全般が怖いので、近寄られると体が強張るのだけど、なんであんなに違う犬というものを、すべて恐れているのだろう。犬ってなんで犬ってわかるんだろう。
この問いが哲学なのか認知科学なのか、よく知らない。哲学みたいだと思うのに、生きるという大きな問いにまったく関係ないからか、あまり哲学されていないような気がする。他に本を探せばいつか、犬の認識に悩んでいる人に出会えるだろうか……
