
あや
@a2006ya
2025年9月29日

ミーツ・ザ・ワールド
金原ひとみ
買った
読み終わった
金原ひとみの本を読んでみたくて、さくらももこのエッセイと悩んだ末買ってみた。文学賞のコメントの軽やかさが好きで(うろ覚えだが)、ギャルっぽい容貌も可愛いと思っていた。綿矢りさ、朝井リョウとともにすごく若い、今の私と同い年くらいのときに小説を書きあげ評価されているので興味があった。
私はゆかりの恋愛観にかなり共感するところがあって、自分を卑下しないとやってられない、分かってるのにやめられない、それも嫌になる……というスパイラルにはかなり覚えがあった。結局ライの漢字はわからないまま。ライには生きていてほしいと思ったけど、これからゆかりとライはもう会わないような気もする。大阪で焼肉を食べている場面で、ライは死んでるんじゃないかな、と勝手に想像してハラハラしていた。ほぼ当たっていたし。ざっと読んでしまったので(1時間くらい?)、また読み返したいと思う。なんだか1回で終わらせてしまうのがもったいなくて、ところどころ適当に読むことで発見を残しておく手法をとっている。好きだった。ラストのカミングアウトには最近の自分を重ね合わせたけれど、私はまだ自意識から解放されずぐちょぐちょだと思った。いつか手を放せたらいいと思う。
