
森々
@mori_hkz
2025年9月29日

マイクロスパイ・アンサンブル
伊坂幸太郎
読み終わった
なるほどマイクロなスパイのアンサンブルだった。
前作「アイネクライネナハトムジーク」がすごく良かったので読んだ。こちらは少しアプローチの仕方が違うような。どちらかというと「ペッパーズゴースト」な感じ(読んだ伊坂作品が少ないためそう感じるのかも)。
ラスト(番外編?)の「猪苗代湖でまた会う話」が読みたくて読んでたんだよ〜と思うくらいラストに満足。勿論道中も良くて、人生うまく行かないことが多くても生きていたら死んだことにならない、偶然の産物が誰かを、自分を救うかもしれない。そんなメッセージが込められている。
心が不安でザワザワすることがなく、続きが気になっても安心して読み進められる。

