
りら
@AnneLilas
2025年9月29日

ちょっと開いた
図書館本
「はじめに」、「あとがき」、『哀れなるものたち』(マンスプレイングの章)のくだりのみ走り読み。
今流行りの「ケア」論の視点からの『フランケンシュタイン』読み直しの試みで、テーマごとに東西のあらゆる作品や批評等が取り上げられているものの、俎上に載せられているそれらの題材(スピヴァク、ジュディス・バトラーから、鬼滅や中居の性加害まで)があまりに多岐にわたっていて、とっ散らかっている印象が否めない。
そもそも再評価著しいメアリー・シェリーの生涯やその過小評価され続けてきた功績と「ケア」との関連については納得できるものの、『フランケンシュタイン』はそもそも「ケアの欠落」した物語(はじめに)であり、そこはちょっと読んだだけの現時点ではこじ付けに思えてしまう。
以上、通読できたらよかったのだけど、返却が迫っているため備忘録。