読書千人将
@reads_kohei
2025年9月29日

武道館
朝井リョウ
読み終わった
アイドルを描いた小説。
100ページ前後の以下のフレーズがよかった。
「怒りが態度や言葉として人間の外側に現れたそのとき、その人の器にはもう何も入らなくなっている。つまり、怒るというのとは、自分の中にある器の許容量や、形をさらけ出すということだ。」
「無料で手に入るものとはつまり、全員が同じように手に入れられるものだ。全員から同じ距離の位置にあるものだ。(中略)そんな銀河の中に、自分を、自分だけを形成してくれるものは、あるのだろうか。」

