
socotsu
@shelf_soya
2025年9月30日

「社会」を扱う新たなモード
星加良司,
西倉実季,
飯野由里子
心に残る一節
"インペアメントの状態が変動しやすい障害者は、たとえ一日の間でさえ自分の身体がどうなるのか予測がつかず、それと連動して意思決定も困難となる。また、精神障害や発達障害の当事者など、困りごとを言葉にできず、自分のニーズを主張しようにもその手立てがないという人々も存在する。このように、「意思決定することこそが自立である」という考え方はそもそも意思決定の基盤となるものが不確かな人々や困りごとを表現する言葉自体を持たない人々、すなわち「自分の障害の特徴やニーズを記述(可視化)」(熊谷 2020:20)することのできない当事者を置き去りにしてしまっている。"
p.34
