
堺屋皆人
@minahiton
2025年9月30日

8番出口
川村元気
読み終わった
audible
2025年
ミステリ
映画未視聴なら引き返すこと。
徐々に真相を知る楽しさをフルに味わうなら、ゲーム→映画→小説(又はAudible)の順番で。
以前からSwitchのセルランで気になっていたゲームが映画化するという事で、どんなもんじゃろとプレイ。
え、コレをどう映画に? となりつつも、劇場へ。
原作のシンプルな間違い探しゲームに、ちゃんとストーリーがついていて、ホラー映画要素もあり、役者も安定の二宮和也さんで、映画として楽しめた。
映画の元となった小説版、映画見てしまったからストーリー知ってるしな…と思いつつもAudibleあるし、ナレーターが梶裕貴さんだったので、いっちょ聴いてみるか!と、視聴。
あ、これ、映画見る前に聞かない(読まない)方がいいですね。
冒頭でアナウンスされているように、映画未視聴なら引き返すこと。
以下、ネタバレ。
ストーリーとしては、映画とほぼ全く同じ。
主人公の行動や過去、おじさんの正体も同じ
。
なのですが、役者の演技で表現されていた部分や、映像の中に映っていても解釈が別れるような部分が、地の文による詳細な説明で明らかにされているので、ああ、アレはそういう事だったのか、とか、あの時の表情の裏でこんな事を考えていたのか、とかが解る。
特に、映画の中で少年はほぼセリフが無いので、小説版の少年視点の心情描写で明らかになる事も多く、彼が何者なのかは映画だけでは分かりにくいので、そこをハッキさせたい人には小説版の補足が必要かも。
それらを知った上で、もう一度映画見たら、役者さんの演技や演出の理解度が上がりそう。
エンディングでの主人公の行動も、小説版のほうが明確になっていて、スッキリ終わる感じ。
Audibleとしての感想は、流石の梶裕貴さんで、聴きやすいし、キャラクターのセリフの演じ分けはもちろんの事、この作品の魅力のひとつであるホラー要素、怪異の表現も凄い。
ぜひ聴いてもらいたいですが、やはり映画を観てからが、オススメです。