
サヤ
@sayaemon
2025年10月1日

エリック・サティの小劇場
藤谷治
読み終わった
サティ没後100周年イヤーとあって、こんな小説まで出ていたのねと手に取った
サティは、その個性的な人となりに相応しい奇抜な作品タイトルや作曲姿勢で知られているけれど、本作もそうしたタイトルを各章にちりばめたSFコメディ?小説だった
後半の展開に面食らったけれど、決して格式張らず、軽妙洒脱に聴くものを魅了し、時に惑わすサティ作品を意識しての物語なのかな
随所にサティについてのネタも仕込まれていて、(特に中〜後半)ファンには嬉しいところ
逆に事前知識無しで挑んだ時、どこまで物語に愛着が湧くかは…?