よみみ "村田エフェンディ滞土録" 2025年10月1日

よみみ
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@yomir
2025年10月1日
村田エフェンディ滞土録
心の底からよかった。読み終わってすぐだけど思い出すとまた涙が出てくるよ〜!えーん!! 家守綺譚に登場した村田がトルコに文化研究で招かれたよ!ドイツやギリシャ等何ヵ国かのみんな、それから鸚鵡と同じ家で過ごすよ!な本。 家守綺譚のあの雰囲気はそのままなんだけどもっとね…こう、現実というかなんというかそういう要素もある感じ。うまく説明できないから家守綺譚読んだうえでこの作品を読んで欲しい。頼む!! すごく尊い作品だった。青春というか、友と一緒にすごす時間の尊さを教えてくれたしいい言葉もたくさんあったよ〜。 ○よくあることだ。人が全てを注視し続けることなど、所詮不可能なのだ。何かは見落とすものだ。(オットーのなぐさめ!確かに!そうだよね!) ○ テレンティウスという古代ローマの劇作家の作品に出てくる言葉なのだ。セネカがこれを引用してこう言っている。「我々は、自然の命ずる声に従って、助けの必要な者に手を差し出そうではないか。この一句を常に心に刻み、声に出そうではないか。『私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない』と いい言葉だなー、いい言葉すぎる。そしていい人間だ、オットーもディミィトリスも。 遺跡掘りも、醤油を持ってきてくれた時もよかったなー。読んでいて楽しかったな。 元々素晴らしいあの時であったけれど、過去になっていろんな思いが積もってより一層あの時が尊く素晴らしくなっちゃうのかなー。ここでまためそめそします。 disce gaudere ディスケ・ガウデーレ ラテン語で楽しむべきことを学べだそうです。 図書館で借りてきた作品だったんだけど後ろに読書感想文コンクールの課題図書とのシールが。 これを読んだ高校生の子たちは何を思っただろうか、青春の真っ只中にいる子たちは。 まとまらないけどとても好きな作品だった。友よ!
村田エフェンディ滞土録
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