
ヨル
@yoru_no_hon
2024年12月8日

百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス,
鼓直
2024年ベスト本
「2024年一番印象に残っている本は?」と言われたら、まちがいなくこの本をあげるだろう。これほどまでに奇想天外でややこしくすべて笑いに富んでいて、時には儚く悲しげで、そして美しくもあった......ブエンディア一族の物語。産まれてはやがて死んでいく、その一族の勢いにおののかされながらも、ひとり、またひとりと死んでいき、最後のひとりになるころには、村人は誰ひとりこの一族のことを知るものはいなくなってしまう。「終わり良ければすべて良し」なんていうけど、この一族終わりは......一言では言い表せないほどその死がさまざまで、その者の生き様を表しているかのようでもありながら、とても幻想的でもある。わたしはホセ・アルカディオ・セグランドがすきだったなあ。(双子の弟のほうがキャラ濃すぎて印象薄いけど!)ほんと衝撃的だった...すさまじかったなあ......これは読んだ者にしかわからないであろう......。だからまだ躊躇している方、ぜひ本屋さんへ走ってください(笑)
合わせて友田とんさんの『『百年の孤独』を代わりに読む』と合わせて読むことをおすすめします!!






