

ヨル
@yoru_no_hon
本のこと 日々のことをつらつら書きます。
- 2025年5月21日
- 2025年5月21日ほんとうは、どうしたい?しいねはるか,佐々木ののか気になる読みたい
- 2025年5月21日⾳を⽴ててゆで卵を割れなかった生湯葉シホ気になる読みたい
- 2025年5月21日星になっても岩内章太郎気になる読みたい
- 2025年5月21日
- 2025年5月21日
- 2025年5月21日魔法使いハウルと火の悪魔ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,西村醇子読んでる昨日は雨、今日は快晴、明日はまた雨ときた。朝夕はまだ冷えるし、梅雨入りの季節が近づいてるし、体調管理に気を遣うなあ。 『金閣寺』を第一章まで読んで、『ハウル』に戻る。続けて読んでるダイアナ作品の中で一番読みやすい。妹想いのソフィーと姉想いのレティーとマーサ、三人の関係性とてもよい。このままずっと続くといいなあと思いながら読み進めている。(今のところカブがぞんざいに扱われているのが心苦しい)
- 2025年5月20日金閣寺三島由紀夫読んでる「五月の夕方など、学校からかえって、叔父の家の二階の勉強部屋から、むこうの小山を見る。若葉の山腹が西日を受けて、野の只中に、金屛風を建てたように見える。それを見ると私は、金閣を想像した。」(p5~6より引用) 「吃りは、いうまでもなく、私と外界とのあいだに一つの障碍を置いた。最初の音がうまく出ない。その最初の音が、私の内界と外界との間の扉の鍵のようなものであるのに、鍵がうまくあいたためしがない。一般の人は、自由に言葉をあやつることによって、内界と外界との間の戸をあけっぱなしにして、風とおしをよくしておくことができるのに、私にはそれがどうしてもできない。鍵が錆びついてしまっているのである。」(p7より引用) ちょうど五月に読みはじめている。「若葉の山腹が西日を受けて、野の只中に、金屛風を建てたように見える。」や「その最初の音が、私の内界と外界との間の扉の鍵のようなものであるのに、鍵がうまくあいたためしがない。」など、文章の美しさや比喩表現にぐんっと引き込まれる。わたし三島由紀夫けっこうすきかも!!となっている。まだまだ序盤。
- 2025年5月18日金閣寺三島由紀夫読み始めた田植え。昨日は雨降りで天気に振り回されながらの作業だったけど、今日は曇りの予報だから大丈夫そう。むしろ快晴なぐらいで、風が心地よい。無事に終わるといいな。 朝になんとなく『金閣寺』を開く。まだ冒頭。 三体Ⅱ、ハウルと共に読むつもり。
- 2025年5月14日九年目の魔法ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,浅羽莢子読み終わった読了ポーリィは本を読みながら部屋にかけてある写真を眺める。この本もこの写真も、前に読んだことがあるのに、何か意味があったはずなのに思い出せない。ハンズドン館、ローレル、リンさん......自分の過去が塗り替えられていることに気づく。ほんとうの過去を少しづつ思い出しながら大切なものを取り戻していく、というストーリー。 日常が非日常に侵食されていくファンタジーで、『わたしが幽霊だった時』と同じように、自己中心的な(半ネグレクト的な)両親に育てられる。ダイアナの作品は毒親を持つ子どもたちの話が多いのかもしれない。 今回はお祖母ちゃんがいたことが救い。それと本。ポーリィにある人からたくさん本が送られてくる。『オズの魔法使い』『ライオンと魔女』『アンクルトムの小屋』『太陽の東 月の西』『アーサー王物語』『ペレランドラ』『三銃士』『指輪物語』『トムは真夜中の庭で』『忘れられた時代』『金枝篇』...etc. 今ちょうど岩波児童文学作品をを読み進めていたり、児童書ブームが自分の中で来ていたので、読みたいリストに追加。『妖精の騎士 タム・リン』という物語が下敷きになっているようでそちらも読みたい。 寂しさを埋めるようにたくさんの本を貪り読むポーリィに、少しでも幸せになってほしいと願いながら読んだ。 ここからネタバレになるけど、リンさんとの関係性がなんとも絶妙~~~!!付かず離れずの距離感で、でもお互い必要とし大事に想っている感じがたまらなくピュアで胸きゅん!!(出会いも仲良くなる意図も別にあって、それを知る前と後では関係性も想いも全く違ってはくるんだけど、お互いを想い合っているという点は変わらず!)ポーリィ視点で語られることもあってリンの印象がぼやけていて、どんな外見なのか年寄りなのか青年なのか定まってないのも最初は不思議に思っていたけど(最後になるまでリンさんの首から上が全く想像できなかった)、これも作者の意図だったと最後にわかったときは、はは~ん、なるほど~そういうことだったのね!!うまいなあ!!となった!!ぐんぐん読んじゃうぐらい面白かったから、落ち着いてもう一回読みたい!!でもハウルも読みたい!!
- 2025年5月12日わたしが幽霊だった時ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,浅羽莢子読み終わった読了右目が結膜炎になり、真っ赤だし痒いし気持ち悪い。まるで怪物かお化けか、この世のものではないような顔つきで過ごしている。(眼帯はものすごく視界不良になってでむりだった)そんな中で読んだのはダイアナの『わたしが幽霊だった時』 幽霊になった少女は記憶がなく自分が誰なのかわからない。奇天烈ではちゃめちゃな姉妹たち、ネグレクトに近い放任主義な両親、意地悪な料理場のおばさん、両親が経営する男子寮の生徒たち...ダークファンタジーとでもいうのだろうか。黒魔術で悪霊を呼び覚ましたり、幽霊に捧げる血をあつめたり、姉妹たちの遊びがヒートアップして死にかけたり...最後までわからない展開に落ち着かないけど、“くせになる”というのが少しわかる気がする。続けて『九年目の魔法』を読んでいる。
- 2025年5月7日ムギと王さまエリナー・ファージョン,石井桃子読み終わった読了@ 自宅p97 「はじまりが涙でも、おわりが涙であってはならないからな。泣いたとて、それで、どうなるわけでもない。」 かわいらしい話から、胸がきゅっと締め付けられる話まで。素朴なんだけど、読みはじめると、物語が開けていく感じがして、あっという間に引き込まれている。読み終わったあとの余韻が心地よい。今読んでもとてもおもしろくて、まったく古びてない。ファージョンの世界観と石井桃子さんの訳のなせる技なのだろう。 「ヤング・ケート」「レモン色の子犬」「貧しい島の奇跡」「西ノ森」「小さな仕立て屋さん」 一番切なくなったのは「レモン色の子犬」だったけど、一番すきだったのは「西ノ森」。若い王さまとシライナのお決まりのかけあいが微笑ましいっっ!!若い王さまが自分の書いた詩を思い出して、シライナに「こうじゃなかったかね?」とたずねたあの場面は悶絶しそうになったし、これ児童書よね?!ってなった!!(笑)しかも、シライナったら「だいたいね。」なんて、軽くあしらったりしちゃって!!絶対心の中ではきゅんきゅんしちゃってるくせに!!なんて!!!一人で妄想しながら3回読みました!!! . そして今日はふと、ドラえもんズの映画『ロボット学校七不思議』(大大大すきなドラえもんズ映画)を観たくなって息子と観たあとに、ついでに他のドラえもんズ作品も(息子が寝たあとに)全部鑑賞。ドラミちゃんとドラ・ザ・キッドには相変わらずきゅんきゅんしたけど、『ムシムシぴょんぴょん大作戦』のドラニコフにやられた...!!!!ヤゴロボット選んでマイペースに人助けしてるドラニコフ、めーっちゃかわいくないですか?!!!ガオガオしか言わないけど!!!(笑)完全にドラニコフ推しになりました。そしてドラえもんズ復活してほしい。(切実) 寝る。
- 2025年5月5日本なら売るほど 2児島青読み終わった読了本好きにはたまらんぐらいサイコーな本だということはすでに分かりきっていたことなんだけど言わせてください。めちゃくそサイコーによかったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!! 1巻では「アヴェ・マリア」「201号室入所者あり」「さよなら、青木まり子」2巻では「鷹の目を持つ男」「生ける人々の輪舞曲」「丘の上のホテル」がすきだったなあ~~~(中野部長のキャラめーっちゃすきすぎる!!本への愛も人への接し方(妻にも)もパーフェクトなのでは?!!定時で帰るときスキップしちゃうのかわいすぎる///「丘の上のホテル」のボーイくんは美男子すぎでしょ?!人見さんと一緒にどきどきしたよ?!) 3巻もたのしみにまってます!!!!!!
- 2025年5月3日ムギと王さまエリナー・ファージョン,石井桃子読んでる読み始めた@ 自宅『しかし、家じゅうのどの部屋よりも、本が、わがもの顔にふるまっていたのは、「本の小部屋」でした。それは、手入れをしない庭が、花や雑草のはびこるにまかされているのにも似ていました。「本の小部屋」には、選択も秩序もありません。食堂や書斎や子ども部屋の本には、選んで、整とんされたあとがありました。けれども、「本の小部屋」は、そのなかに、宿なしや流れ者、階下の整とんされた本棚から追われたのけ者、父が競売場でひとまとめに買ってきた包みからはみだした余され者、というような雑多な仲間をかき集めていました。がらくたもたくさんありました。が、宝はもっとたくさんありました。 くずに、良家の方がたに、貴族たち。本なら、どんなものでも、読んではいけないといわれたことのなかった子どもには、まるで宝くじか、たのしい掘りだし物の世界です。あのほこりっぽい本の部屋のまどは、あけたことがありませんでした。そのガラスをとおして、夏の日は、すすけた光のたばになってさしこみ、金色のほこりが、光のなかでおどったり、キラキラしたりしました。わたくしに魔法のまどをあけてみせてくれたのは、この部屋です。』p4(作者まえがきより) . 昨日は『三体Ⅱ』の続きを読んで、夜は夫とドラマのつづきを観た。~5話まで。まだ5話か、という感じ。意外と進まない。まだVRは体験していないし、葉の過去も明らかになっていない。今夜また観る予定。 今日から『ムギと王さま』を読む。役者のまえがきからしてすんごくよくて、物語も期待しちゃう。甥っ子が遊びにくる日。図書館に一緒に行こうかと思う。
- 2025年5月1日三体ワン・チャイ,光吉さくら,劉慈欣,大森望,立原透耶読み終わった読了読み終えた日の夜、夫と一緒に三体のドラマ鑑賞に移る。SF的要素の化学とか物理学とかの話になると、さっっっぱりわからなくて斜め読みになってしまうとろこが悔しかったのだけど、それをドラマで補っている感じ。映像の力だなと思う。完全に全部理解できたらもんのすごくたのしく読めるんだろうなあ~と、自分の頭の悪さを恨む読後感。でも!!それでもおんもしろい!!!!!!!!!!! 文潔がしたことって自分の中で結構ショックたったんだけど、みんなはどう思ったんだろう。
- 2025年5月1日
- 2025年4月30日
- 2025年4月30日三体ワン・チャイ,光吉さくら,劉慈欣,大森望,立原透耶読んでるまだ読んでる「岩波少年文庫50選」をノートに書き写しながら夫と一緒に映画を観た週末。久しぶりに観た映画がサイコーに感動的でおもしろくてすっかり映画三昧。「パリタクシー」からはじまり「ミッドサマー」「関心領域」「シザーハンズ」......読書の方は『三体』が第三部にはいってからおもしろくて!リズムにのってきたのでここで一回ドラマを挟むのもいいなと思いたつ。近々観る予定。(それにしても「パリタクシー」すんごくよかった。終始映し出されるパリの街並みがきれいなの。ずっと観てられる。老婆の思い出話しからの壮絶な過去、時代背景、フェミニズム要素...との対比がなんともいえない。タクシー運転手との関係性も心温まった。泣いた。2回も観た。)
- 2025年4月29日
- 2025年4月23日変愛小説集岸本佐知子読んでる『僕らが王星に着くころ』レイ・ヴクサヴィチ(著) 皮膚が宇宙服に変わっていく原因不明の皮膚病。全身宇宙服が完成したら宇宙に飛び立ってしまい、宛もなく彷徨うことになる流行病。ジャックは恋人モリーの出発を止める手立てはないか、または一緒に出発できる方法はないかと必死に思考をめぐらせる。 ありえないような笑ってしまう展開でもあるけど、離れ離れにならない手立てはないかと必死に考え続けるジャックと、もう諦めるしかないと腹を括っているモリー、その2人の関係がなんとも切ない。宇宙に飛び立っていくときの様子が皮肉にも美しいことも。 「高度が上がり、明るい太陽の下に出ると、ジャックは窓の外に幻想的な光景を見た。あやうくほら、と指さしかけて、思いとどまった。宇宙服に身を包んだ一団が、スモッグの中を上がっていく。まるで板に載せて一度に放りあげられたように、ひと塊になって、くるくると縦に横に舞っていた。膝を抱えて回っている人。勇ましく手足を伸ばしたテレビのスーパーヒーローのポーズで飛んでいく人。バック転。側転。なかに一組、手をつないでいるカップルがいた。(中略)と、眼下の建物が密集したあたりから、宇宙眼の人々が空に上がっていくのが見えた。出てきた場所はばらばらだったが、だんだんとゆるく一つにまとまり、やがて空高く消えていった。」(p36より引用) 「わたしは、人類は神様が水槽の水を慣らすためにとりあえず地球に入れた安物の熱帯魚だっていう説が好きね」とモリーが言った。「そろそろ神様が何か別のきれいで珍しい生き物を入れたくなって、わたしたちはポイされるってわけ」(p40より引用) 他の惑星には花は咲くのだろうか。ましてや桜なんて、ないだろう。この地球がどれほど美しい場所であるか、考えずにはいられない。
読み込み中...