

ヨル
@yoru_no_hon
本のこと 日々のことをつらつら書きます。
- 2025年7月2日
- 2025年7月2日
- 2025年6月30日薬屋のひとりごと(15)しのとうこ,ねこクラゲ,七緒一綺,日向夏はあ~~~ん、もう最高におもしろすぎた/// (や~っと9巻以降買って、今朝5時頃まで読んでて、そのあと田んぼにも入ったから今め~っちゃ眠い。けど今後の展開に興奮して寝る気になれない。猫猫かわいい猫猫かわいい猫猫かわいい猫猫かわいい!!!!!!!!!また一から読みなおそうかな。)
- 2025年6月23日
- 2025年6月23日この世の喜びよ井戸川射子読み終わった読了@ 自宅井戸川さん三冊目。芥川賞受賞作と聞くと少し構えてしまうのだけど、彼女の文体は、流れのままにただひたすら読むのが一番ベストな読み方だと思っている。今のことから過去を思い出す文体は滝口悠生を思い出させ、流れ出るような言葉の連なりを感じるような文体は、多和田葉子やアリ・スミスを思い出させた。 「暇な時にはいつも思い出しているはずの、幼い頃のあの子たちの姿も、誰かに語ろうとすれば飛んでいってしまう。」(p25) 子育てをはじめたばかりの頃「わたしの小さい頃はどうだった?」と母に聞いて「忙しすぎて忘れちゃったよ」とよく言われていたことを思い出す。そんなばかなと思っていたけど、現にわたしも忘れてしまっている。アドバイスを聞くくせに、やり方を否定されたり、わたしの時はこうだったこうしてたなんて、説教じみたことも言われたりすると、もういいよ、となってしまっていたことも。これからはわたしが子どもから言われるのだろうな。 教えるなんておこがましい。「あなたに何かを伝えられることの喜びよ」そう考えて子育てできたら、わたしも息子も、もっとのびのび生きていけそうな気がしている。
- 2025年6月23日読書の日記阿久津隆読んでるまだ読んでる@ 自宅週末に甥っ子が遊びにきたり、小学校の懇親会があったり、従妹がお茶にしきたり、海外からのインスタの不正ログインがあったり(笑)と、盛りだくさんの週末だった。お酒を飲んでないのに二日酔いみたいな症状に見舞われたり、ずっとiPhoneやらPCとにらめっこしていたからか目の奥が痛く偏頭痛が起きたりと、精神的にも肉体的にも疲労困憊で、寝ても寝ても眠い二日だった。その分たのしいこともあって、プラマイゼロって感じではあるのだけど、そんな中では読書はもちろんできなくて、金曜日に開いた『読書の日記』が最後に読んだ本だった。この本を永遠に読み終わりたくないと思っている自分がいる。 阿久津さんは『ピンポン』を読み終えたところで、わたしはあの映画の「ピンポン」の原作と思いながら読んでいて、途中からちがうということに気づいたんだけど、映画のことを調べていたらまた観たい気持ちになっている。中学生の頃一回観たような気はするのだけどあまり覚えていない。パク・ミンギュの『ピンポン』も読みたくなっている。 そのあったかいものたちを除いては──完璧な無の世界だ。四方の白さがだから僕には恐ろしく、美しかった。セクラテンはどうなったんだろう?それに双子は?ええと、と僕はもう一度あたりを見回した。そばにセクラテンがいてくれたらあったかかっただろうけど、すぐに気持ちが楽になった。眠気が襲ってきた。僕らは異常なほど無為で、異常なほど全身無事だった。爪をかみながら僕は寝入ってしまった。どこも痛くないし、寂しくもない。長い長い真っ白な睡眠を、それで僕らはとることができた。──『ピンポン』p.195より引用(本書p791より)
- 2025年6月20日本と歩く人カルステン・ヘン,川東雅樹気になる読みたい
- 2025年6月18日両方になるアリ・スミス,木原善彦読んでるまだ読んでるああ、と彼女は言った。だから泣いてるわけ?でも、本当は消えたわけじゃないわ。だからこそ、金の指輪より素敵なの。輪は実は消えてない。たまたま私たちの目には見えなくなっただけ。本当は、今でもずっと広がり続けている。あなたが見た輪はどこまでも進み続けて、どんどん広がる。水溜まりの端まで達したら、今度は水から出て、目には見えないけれど空気の中を進む。驚異の現象ね。体の中を輪が突き抜けるのを感じた?感じなかった?でも、通ったのよ。今ではあなたも輪の内側にいる。ママもそう。私たちは二人とも輪の内側にいる。この庭も。瓦の山も。砂の山も。新小屋も。家も。それに馬、パパ、伯父さん、お兄ちゃんたち、職人さんたち、家の前の道も。よそのおうちも。それから塀も庭も、家も教会も、宮殿の塔も大聖堂の尖塔も、川、裏の野原も、ほら、あの向こうの野原も。あなたの目はどこまで見える?あそこの塔、向こうの家が見える?誰も何も気付かないけれど、輪はそこを通り抜けているの。ここからは見えない野原や畑の上に輪が広がるところを想像してごらんなさい。野原や畑を越えてその向こうの町、さらに向こうの海まで広がっていく。次は海の向こうまで。あなたが水溜まりに見た輪は世界の縁まで広がり、縁まで行ってもまだ進むのをやめない。何もそれを止めることはできないわ。(p.18) 『両方になる』はなぜか没入できなくて、すぐ内容を忘れてしまう、今は読むタイミングではないんだろうな、とも思うけど、読みたい気持ちもあるので、根気強くページを開く。20pぐらい読んで、少し間をあけてまた開くと忘れているので、最初から読む、というのを、購入してから5回以上はやってる気がする(笑) アリ・スミスのこういう文章すき。
- 2025年6月17日移動そのもの井戸川射子読み終わった読了@ 自宅目を上下に左右に移動させて文字を追う。思考は別に切り離し、ただ目の前に連なっている文字をひたすら追う。考えたら最後、迷路から抜け出せなくなってしまいそうで。それがだんだん、グルーヴが合ってくるからか、《読む》に変わる瞬間がある。言葉が言葉を増殖させて、大きく大きくどこまでも広がっていきそうな勢がある。その勢に戦く自分がいる。でもなぜか読むことをやめられない。掴もうとしないでいるところに、気づくと手が差しだされているといった感じで、その瞬間がおもしろく、完全に癖になってしまった。 やっとこ無印のコーヒーサーバーセットを買った。コーヒーを入れるのが至福の時間になる。アイスコーヒーがうまい季節でがぶがぶ飲んじゃう。
- 2025年6月15日移動そのもの井戸川射子読んでる息子の汗疹が酷いなと思って受診したらりんご病だったことが判明。痒みも熱もなかったことが救い。もう感染力はないよう。その足で図書館に行きたいと言われ、10冊以上借りてくる。わたしも目に付いた井戸川さんの『移動そのもの』『曇りなく日常に良く』を借りてくる。夜はレアチーズケーキを試作。いびつになっちゃったけど味は好評。また作る。
- 2025年6月13日プリンセス・ダイアリー 1 女子高生プリンセス・デビュー編メグ・キャボット,代田亜香子読み終わった読了@ 自宅読書会メンバーと子どもの頃読んでた児童書の話をしていたら、久しぶりにメグ・キャボットの作品が読みたくなり、まだ読んだことがなかった『プリンセス・ダイアリー』を一気読み。(メグの作品はこっちの方が有名なのに、『メディエーター』しか読んだことがなかった) 「あ~!も~!やんなっちゃう!!」みたいな語り口で、トラブルに巻き込まれていく主人公はメグの定番。今回は日記形式で語られるのもおもしろい。映画はミア役がアン・ハサウェイだったな!他はだれだったか思い出せない。 そして新装版が出てたなんて...!!!北澤平祐さんのイラストバージョンかわいい!!!!!!
- 2025年6月12日トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫)フィリパ・ピアス読み終わった読了@ 自宅「人間は、それぞれべつべつな『時』をもっているって。もちろん、ほんとうはだれの『時』もみんなおなじ大きな『時』のなかの小さな部分だけど」(p.262) おじさんのアパートに預けられることになったトムは、真夜中にあるはずもない庭園に迷い込む。花が咲き乱れている花壇、木登りができるイチイの木、温室のキラキラ光るガラス、ひろい芝生や菜園...そして、そこで出会う少女ハティ。季節が移ろい、さまざまな顔を見せてくれる庭園に、読んでいるわたしも魅力されていく。やがてトムは、時間を遡っていることに気づき、《時》を永遠にとりかえようとするのだけど...。 《時》について問う場面は哲学的。大人になることの切なさ、悲しさも感じるけど、抗えないものの中で何を大切にするのか...。訳者の「私たちはみんな、じぶんのなかに子どもをもっているのだ。」という言葉、今ばかり過ごしてると忘れてしまいそうになるけど、同じ気持ちで向き合うことの大切さ、たのしさをいつまでも持ち続けていたいと思った。 きっと庭園も大時計も、ハティたちと過ごした日々が特別な時間だったのだろうな。 またひとつ宝物になる本に出会えた。 . 6月はだいすきなハーブたちが勢いよく咲いてくれる季節。わたしと旦那と妹の誕生月でもある。マロウはもう盛大に咲いていて、タイムもミントもレモンバームも青々と茂っている、ラベンダーはもう少し。今回は挿し木がうまくいったのでもう少し増やせるといいな。毎年うせてしまうローズマリーは鉢植えで今年の冬はリビングに置くつもり。他にも、セージ、レモングラス、バタフライピーもそうするつもり。ハーブコーディネーターの資格、あんまり生かせてなかったから、今年は存分に発揮していきたい。ハーブケーキもつくる予定✌︎
- 2025年6月10日トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫)フィリパ・ピアス@ 山形県『トムの目のまえにあらわれる庭園は、一日のうちのいろいろな時間、ちがった季節をあらわしていた。庭園がいちばんすきな季節は夏で、それも晴れわたった天候のときだった。初夏には、芝生のところにある三日月型の花壇にまだヒヤシンスが咲き残っていた。まるい花壇では、ニオイアラセイトウが咲いていた。やがてヒヤシンスが頭をたれて枯れ、ニオイアラセイトウもひきぬかれてしまうと、こんどはアラセイトウやエゾギクが、それにかわって花をひらいた。温室の近くに、刈りこんであるツゲの茂みがあったが、その横腹はまるで大きな口のようにへこんでいた。そのへこんだところには、咲きほこっているゼラニウムの鉢をぎっしりとつめてあった。日時計の小径のあたりには、まっかなケシの花やバラが咲いていた。夏の日がくれると、ツキミ草があちこちで小さな月のようにかがやいた。晩夏には、煉瓦塀の上で熟しかけている西洋ナシが、傷つけられないようにモスリンの袋につつんであった。』 夏は植物が咲き乱れる季節。息子を見送ってからすぐ庭仕事をするのが日課になっている。アジサイ、クレマチス、その他色とりどりの花たちに囲まれて、黙々と作業する時間はわたしにとっては癒しの時間でもあり、私服の時間。 この本を読んでいると《真夜中の庭》も見てみたくなる。
- 2025年6月7日がっこうはじごく堀静香読んでるまだ読んでる@ 自宅『書くということは、それが伝わるかもしれないことである。そこに宛先があるなら、その言葉はだれかに読まれる。読まれることを待つ。武器、というほど堅固なものではないかもしれず、お守り、もまた安易かもしれない。書くことでわたしはどうなるのだろう。エンパワーされて強くなるのだろうか、むしろもっと弱くなるのだろうか。自由になる。こんなにも不自由だったことを知る。わたしはわたしのことをほんとうには全然知らないことを知る。どんなことでかなしく、どんなことで笑うのか、どんなことがわたしをはげしく揺さぶるのか。あったことを書く。思ったことを書く。真に内省とは、自身のなかへなかへ潜ってゆくと同時に、書くたびにひらかれていくことだ。いま、ここにひらかれている。どこにでもいるような、とるに足らない自分が、けれどいまここにいる。意味を問うのではない。ただそこにあることを書く。自分には何もないと、ふてくされていることを書く。うれしくもかなしくもない、凪いだこころを写す。ふかく、息を吸う。風が自分の身体をさらってゆくことを書く。影がいつもより濃いことを書く。目を閉じればいつかの記憶が引きずり出されて、ここにやってくる。だれかの声がする。聞いたこともないような、それは知らないはずなのになぜか懐かしい。「ほんとうに思っていること」は、ときにわたしを加速させる。思考が、言葉がいつしかわたしを追い抜いて転がり、わたしがそれについてゆこうとするときこそ、それが書き手のこうふくなのかもしれない。』(p44) 息子と半べそをかいた日だった。学校のこと、友達のこと、ひとつの社会、ひとつの組織...そこに組み込まれた息子。これからもっと嫌なことも悲しいことも経験して乗り越えなきゃいけない日もきっとくる。小学生だからって甘くない世界。残酷とも思う。ただ生きているだけですばらしいことなのに、それを許さない世界を時々怨む。
- 2025年6月6日チャーメインと魔法の家ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,市田泉読み終わった読了『チャーメインと魔法の家』はとても好みで、続編やもっと話をふくらませて読みたかったくらい!《宿なし》がそういう存在だったとはしてやられた~って感じだったし、家事は一切できないけど魔法の素質はあるチャーメインと家事は一応できるけど魔法の素質や方向感覚が全くないピーターの関係性も、当事者だったらいらいらするだろうなあ~って思うけど関係ない立場から言わせるとおもしろい。どちらかができる人じゃなくて、どちらにも欠点があるのがいい。ラボックっていう悪魔が人を卵を産みつけると話とかはリアルでゾッとした、しかも女性の場合は出産のかたちで産み落とす...とか子どもの頃読んでたらトラウマになりそうな話(笑) コボルトのロロがほんと嫌なやつだったから、卵産みつけられたときそのまま孵化しちゃえばいいのに!って思ったよ。(笑) ソフィーたちも出てきたけど、ハウルが子どもになりすまして相手の目を誤魔化す作戦が、どうも飲み込めないというか気に触って (多分映画のハウル派だから、原作のハウルのキャラに慣れてないせいもある) ソフィーと一緒にイライラしっぱなしだった。(笑) 総じて、シリーズ読み通せてたのしい読書でした。
- 2025年6月3日三体2 黒暗森林 下上原かおり,劉慈欣,大森望,泊功,立原透耶読み終わった読了くぅ~~~~~~!!!!ぜんっぜん化学とか理論とか戦略とかわっかんなかったけど、わっかんなくてもおんもしろかったあああ!!!!羅輯のこと結局最後まで好きになれなくてごめん!!!って気持ちだけど、めっっっちゃがんばってくれてありがとう!!!!(余談だけど、汪淼が100歳ぐらいまで生きてたってことを知れてうれしかった!!でも、もう今後は出ないの確定しちゃってるじゃん!!ってなって悲しみにくれてる...) そしてこのままの勢いでⅢにいけばいいのに、まだ買ってないという...
- 2025年5月30日三体2 黒暗森林 上上原かおり,劉慈欣,大森望,泊功,立原透耶読み終わった読了えっ?!!!!!あ?!!!!!うっそ~!!!!感情のジェットコースター!!やっぱりおんもしろ!!!!!!続けて下を読んでる。 完全に汪淼派なんだけど、羅輯のことも前ほど嫌じゃない。というか史強が関わった人みんな良くなってるよね。史強が最強なんじゃ。 チーズケーキは手作り。手前がわたし作、奥が母作。
- 2025年5月28日三体2 黒暗森林 上上原かおり,劉慈欣,大森望,泊功,立原透耶読んでるまだ読んでる外仕事ばかりしているので暑さにやられている。スポーツ飲料が欠かせない。今日も晴天で、早苗田に写りこんだ空が絶景だった。つかの間の癒し。本の方は、休憩中も夜も寝落ちしてしまってなかなか進まないのだけど、今日から読みかけだった『三体Ⅱ上』を読みすすめる。
- 2025年5月21日
- 2025年5月21日ほんとうは、どうしたい?しいねはるか,佐々木ののか気になる読みたい
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