
葉鳥
@kihariko
2025年10月2日

たゆたえども沈まず
原田マハ
読んでる
オーディブルにて。初めての美術系原田作品で再生時間14時間なんて乗り切れるだろうか…と心配していたけど杞憂だった。冒頭から隈なく面白い。
舞台はフランス・パリ。これまでの伝統的な絵画からだんだんと印象派や日本絵画が注目を集めるようになった頃の物語。日本から渡仏し画商を生業にする林忠正と助手の重吉、まだ無名だった画家のゴッホと名のある画廊で画商として働く弟テオ、4人の交流と歩みが描かれる。
重吉とテオ視点でそれぞれ話が進んでいくのが良い。
ゴッホとテオの生涯はなんとなく知っているが、ゴッホの作品がいつどんなタイミングで描かれたものなのかは知識がないので、作品を調べながら読むのが楽しい。





