
um
@__um__g
2025年10月3日

国宝 上 青春篇
吉田修一
読み終わった
映画を観たいと思いつつ、なかなかタイミングが掴めないまま数ヶ月…。
*
歌舞伎に魅了され、翻弄される喜久雄。俊介と共に芸を磨いた青春時代は眩しいくらいだ。
血筋よりも芸で選ばれた喜久雄、血筋がありながらも選ばれなかった俊介。その後双方が苦労しながらも互いに芸の道を歩み十年…。白虎亡き後後ろ盾を失った喜久雄がどうしてこんな仕打ちを受けるのか…やはり血なのか…と苦しくなる。何より復帰後万菊の舞台で大抜擢される俊介と、いつまでも丹波屋を背負ってきた喜久雄との落差は、読んでるこちらもなんで…どうして…と言いたくなった。
ここから這い上がる喜久雄が気になる。。

