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- 2026年6月28日
星を編む凪良ゆう読み終わった汝、星のごとく の続編。 北原先生の過去の物語、編集者2人のこれからを繋ぐ話、暁海達のその後の話。どれも救われないようで、苦しくて、愛おしい慈愛に満ちた物語達だった。 何かを選ぶために何かを捨てていかなければならなくて、人生はその選択の連続なんだと思う。なかなか思うようにいかないし、世間一般の「普通」からは外れた生き方だとしても。 家族に縛られ続けていた子供が、「普通の家族の形」に拘らず支え合える人達と関係を築いて穏やかでささやかな幸せな日々を過ごすまでの長い長い物語。人生はそんなに簡単じゃないけれど、大切なものだけは守っていけるように強くありたいなと思った。 - 2026年6月24日
超訳 カーネギー 人を動かす エッセンシャル版 クラシックカデール・カーネギー,弓場隆読み終わったまたいつか学び!人に物事を強要するのではなく自ら動きたくなるように仕向けるための人間関係の原則を説いた自己啓発本の金字塔。相手の自尊心を尊重することを根源とし、職場や家庭などでの人間関係を円滑に進める考え方を具体例とともに書かれている。 相手の自尊心を尊重する、真摯に褒める、相手に興味を持つ…といった一見当たり前のようなことだが、案外どれも難しい。長年本作が愛され続けてるということからも、人間関係の原則は普遍であるのだと言える。つい感情的になったり相手を説き伏せたりと力尽くで何とかしてしまいそうになるけれど、物事を円滑に自分の思った方向へ進めるためにはそれではダメだと再確認させられた。 仕事のため…と思って読んだけれど、人間関係全般に言える話。読んでよかったな。定期的に読み返したい一冊。 - 2026年6月22日
虹の岬の喫茶店森沢明夫読み終わった小さな岬にひっそりと佇む、美味しいコーヒーとお客さんそれぞれに寄り添う音楽が楽しめる喫茶店の話。 年月を重ね、幾度と季節が巡り、店主の求めていた景色に漸く出会う。 大切な人や物事を失ったり、守ったりする度に少しずつ傷付いて強くなるのだと思うけれど、その時関わる人、場所、物事に支えられて越えられる。そっと傍にいてくれるような優しい悦子さんの存在がとても素敵だ。 モデルとなったカフェが実在するらしい!是非とも行ってみたいなぁ。 - 2026年6月14日
男ともだち千早茜読み終わった恋人でも家族でもない、"友人"と表現するには近過ぎて手放し難い大切な男女の物語。 映画化されると知り再読。何度読んでも全員屑で最早清々しい。ただ、自分の中にあるぽっかり空いた何かが埋められなくて苦しむ様は、読んでいて胸の奥がズクンと痛む。神名とハセオの関係は特殊に思うのは、自分にそういう人がいないからなだけ。身体の関係は瞬間の快楽とその後の虚無感しか残らないけれど、その快楽に救われることだってある。でも敢えてしんどい時にハセオに救いを求めなかったのは本当に大切にしたいからなんだろうな。 創作を生業にする方の苦しみは正直分からない。ただ原爆ドームの2人のシーンは希望の光のように感じた。映画楽しみだな。 - 2026年6月6日
汝、星のごとく凪良ゆう読み終わった狭い狭い島で出会った、互いに家族の問題を抱える2人の人生の物語。 遠距離でそれぞれの生活のズレでお互いを想いやっていてもすれ違ってしまう。別れても尚、消すことのできない特別な存在が時に苦しく愛おしい。金銭問題、ネグレクト、ヤングケアラー、不倫、成功からの転落、LGBTQ、未成年淫行、宗教…自分1人のことだけでなくどうしようもなく暗い人生の中で、暁海と櫂の存在は互いにとって夕星のように美しくていつもそこにあるような光に思えた。 父母がいて、生活に困らないお金があって、大学まで進学卒業できて、就職できて、健康に生きている。それがどれだけ大変なことだろうか。周りの決めた「普通」に沿っていなければ簡単に炎上するし後ろ指刺される現代。 "ぼくたちは自らを生きる権利があるんです" 北原先生の言葉に救われる私がいた。捨てることが出来る人は覚悟を持てる人だと思う。すぐ忘れてしまうから、自分の守りたいものを選んで、捨てることが出来る人で居続けたい。 - 2026年6月4日
読み終わった富裕層の思考や習慣など富裕層の生態系についてまとめられており、そこから学ぶ人生の豊かさに繋がる習慣や心得を学べる書籍。 所謂自己啓発本によく書いてあることが沢山載っていたけれど、本書でも記載されてる通り「どこかの本にも書いてあるような、当たり前のことを当たり前に、でも圧倒的にやり切っている」ことが大切だと学んだ。特に習慣化。ほんっっとうに難しくて、いざやろう!!って思って初めてみても数週間、数ヶ月経った頃気づいたら辞めてた、みたいなことはザラにある。(運動とか、運動とか、運動とか…)10分でもいいから毎日同じ時間に繰り返し繰り返し続けること。それが出来る人って実は凄いんだ。 * 著者のような生活スタイルは到底向かないと思いつつ、運動、睡眠、食事は何事においても大切ということも学んだ。年齢を重ねるに従って健康意識が出てきたけれど、どれか一つではなくて、3つとも大切だと実感する日々なので少しずつ修正していきたい…(特に運動)。健康は幸せに直結する。 - 2026年5月29日
思ひ出の記小泉セツ,小泉八雲記念館,小泉節子読み終わった小泉八雲の妻・節子の回顧録。 朝ドラ「ばけばけ」が大好きだったものの恥ずかしながら小泉八雲さんもセツさんもよく存じ上げず、手始めにドラマのベースとなっていたこちらの作品を手に取った。 ヘルン先生とセツさんの穏やかで少し変わった日々の生活や思い出の数々から、2人の過ごした13年が色濃く語られていた。時系列で綺麗に記載されるでもなく、きっとヘルン先生のことを思い出しながら少しずつ少しずつ語られたのだと思う。共に過ごした日々を愛おしく思い返しながら綴ったのだろうなぁ。 - 2026年5月27日
キッチン常夜灯長月天音読み終わったシリーズ1作目。本作はみもざが主人公。会社の女性躍進施策(ありがち…)で店長に抜擢されたものの重圧や同店舗の社員との確執に苦しみ、日々忙殺されていた。ある日マンションで火災が起き、会社の元社員寮に身を寄せるところから周りの色んな歯車が動いていく。 家の中に自分以外の気配を感じることで安心できることや、温かいスープを食べることでほっと一息つけること。忙しいとなかなか忘れてしまうけれど、日常のささやかなことに救われる瞬間があるってことを思い出させてくれる。 私はみもざのように生活は好転しなかったけれど、自分にとってのキッチン常夜灯だったお店のことを思い出しながら読んでいた。大好きなシリーズ。 - 2026年5月22日
わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ町田そのこ+NHK「わたしの日々が、言葉になるまで」制作班読み終わった某局の番組スピンオフ書籍。言語化に関する悩みに町田そのこさんが答えるというもので、自分も思い当たるような悩みや質問が沢山掲載されていた。皆おんなじような悩みを持ってるんだなぁ。 本書の素敵なところは、言葉で悩む人に対して答えを提示して方法論を押し付けるのではなく、並走するように寄り添ってくれること。その上でこんなやり方あるよ!って提示されたことに対して、読み手がやってみよう!と思ってもいいし、う〜ん…自分には合わないな、って少し距離を取ってもいい。それくらいのスタンスで読めるところが良かった。 話すタイミングを逃してしまう、話した後に後悔してしまう、家族との会話の距離感が難しい… 、などなど本当に身に覚えがあることばかり!御守りみたいに大切にしたい言葉も沢山見つけられた。また読み返したい一冊。 - 2026年5月17日
楽園の楽園伊坂幸太郎読み終わった人工知能の暴走を止めるために選ばれし3人の人間が旅する物語。町田そのこさんの「彼女たちは楽園で遊ぶ」は本作からインスピレーションを受けた作品、とのことだったので読んでみた。 知能を持つのは人間だけではない、 人間が自然によって駆逐されていく世界は人間目線ではディストピアのように感じるけれど、人間の生活が発展するとともに破壊されてきた自然から見ると清浄化作用が大丈夫働いただけにも思える。 伊坂作品には珍しくかなりコンパクトでぎゅっと濃縮された一作。面白かった。 - 2026年5月12日
- 2026年5月9日
コンビニ兄弟5町田そのこ読み終わったコンビニ兄弟5巻!遂にミツの過去と、テンダネスに拘る理由が描かれた一冊。 誰からも愛されて人に恵まれてる人でも寂しさを抱える事はある。人のもの淋しさや死生観のお話が町田そのこさんワールドだなぁと思う一方、シリアスな印象を受けたのでコンビニ兄弟シリーズの中では少し意外だった。 エピローグはまた違う面で秀逸だった。廣瀬君は本当に魅力的な人だね。樹恵琉がまた門司港に帰って来る日の話を楽しみに次巻を待つ。 - 2026年5月5日
ハヤディール戀記(下)町田そのこ読み終わった町田そのこさん初長編ファンタジーの下巻。 ミステリー部分の伏線回収にわくわくどきどきしてあっという間に読み終わった。 王族が次々に毒殺されてゆき、母の子を想う気持ちすらも利用される無惨さ。黒幕がどうして巫女を狙ったのか?こんなに王族を巻き込む事態になったのか?色んな結末を想像していたけれど動機はあまりに幼稚で残忍だった…。 そして騎士団長と巫女は遂に再会出来たけれどあまりに切ない結末となった。シェルナを見た夜の話を思い出しては涙が出て来る…。。ハッピーエンドとは言い難い結末。それでもきっと巫女は風や水、木や蝶となって、騎士団長と従者と3人で世界中を旅していると信じてる。 - 2026年4月30日
ハヤディール戀記(上)町田そのこ読み終わった町田そのこさんの初長編ファンタジー。 神妃となる巫女と、国家騎士団長との禁じられた関係。過去編で描かれる2人の出会いからの物語で描かれている惹かれ合う2人の様子、揺れ動く感情が美しいと思った。少しずつ確かに近づいていく距離が初々しくこそばゆさも感じる。一方で現在は攫われた巫女を探し続けるが行方が掴めぬまま時間が過ぎてゆくことへの騎士団長の焦燥感が胸を締め付ける。。 そして王都では王位継承を巡る2人の妃の軋轢は深まるばかり、その最中で王女の殺人が起きて…と次から次へと問題が起きる。異なる事件のようだがどうやら東の貧困街で繋がっているような…。 ラブロマンスとミステリーを掛け合わせたような作品で後半はミステリー要素がより強くなってわくわくしながら読み進めた。下巻が楽しみ。 - 2026年4月24日
30の短編小説小説トリッパー編集部読み終わった「30」をテーマにした30人の作家による30本の短編小説。色んな30が刻まれていて読み応え抜群だった。 自分の消したい過去があって、けれどその中に忘れていた大切なものがあったことに気付く…。やっぱり私は町田そのこさんの作品が好き。 青山美智子さんの作品も懐かしい温度を感じるところが良かった。 結城真一郎さんのうんざりするハラスメントの話も楽しかった。 20、25の短編もあるらしいのでそちらも楽しみ。 - 2026年4月15日
映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。ジェーン・スー,高橋芳朗,髙橋芳朗読み終わったスーさんと高橋さんの、ラブコメ映画に関する対談本。 スーさんのラジオが好きで読んでみたけど、ラブコメ映画への関心が薄いのであんまりピンと来なかった…。 ラブコメって感情のジェットコースターみたいに感じるところがあってあまり積極的に手を伸ばさないけれど、昔の作品から比較的最近の作品まで幅広く紹介されていたので、いつか手を取りたくなった時に読み返したいな。 - 2026年4月11日
人魚が逃げた青山美智子読み終わった銀座を舞台にした5人の男女と、人魚姫を追う"王子"の物語。 会話ひとつとっても主観が入ると会話のままに受け取れず脳内変換され結果として行き違いが生まれる。そんな人間関係の難しさもありながら人魚姫の物語を通じて視点の面白さを感じる作品だった。 第一章を第五章で回収すると思ったら本当の王子でびっくり。5人の物語が作中で完結せず余白を残してくれたことも童話の世界のようだと思った。 - 2026年3月29日
虚弱に生きる絶対に終電を逃さない女読み終わった虚弱とは、体質的に体力がなく疲れやすい、あるいは加齢や慢性疾患で心身の機能が低下し、病気にかかりやすい・要介護リスクが高い状態を指す。 運動は気持ちを前向きにする、体力があればできることの幅が広がる、というのは私自身コロナ以降感じているが、著者の場合はもっと深刻で切実なんだなと思った。 何らか病気なのか、体質なのかハッキリしないと付き合うのも難しそうだけれど、漠然とした中でもこんなにしっかりと自己分析して身体と向き合ってる姿は尊敬する。健康であり続けたいよね。 - 2026年3月21日
読み終わったファミレスチェーンで働く主人公:かなめの物語。シリーズ3作目。仕事に熱心な彼女の異動先・製菓工場では自分の思いとは裏腹にパートとの溝は埋まらず、社員ともギクシャクしながらの日々。本社とのプロジェクトを通じてつぐみと、そしてキッチン常夜灯と出会い、仕事への向き合い方や製菓工場の人々との関わり方が変わっていく。 シリーズと知らず3作目から読んでしまったけれどとても面白かった。仕事に情熱を注ぐ姿はちょっと共感できる部分もあり、若いなぁ…と昔の青い自分を見てるようで少し目を背けたくなる部分もあり。仕事でも家庭でも苦しんでる時は、常夜灯のような暗い夜を温かく照らしてくれるような人や居場所があるといい。私にとってはコーヒーショップだったなぁ。 なんだか懐かしい気持ちになり、少し胸がキュッとなった作品だった。シリーズ作品ちゃんと追ってみよう。 - 2026年3月14日
四つの署名コナン・ドイル読み終わった「すべての条件のうちから、不可能なものだけ切り捨ててゆけば、後に残ったものが、たとえどんなに信じ難くても、事実でなくちゃならない」 幾度となく目に耳にした名言だけれど、本家を目の当たりにして興奮した。
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