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- 2026年9月26日
本屋さんのある街で一穂ミチ,三浦しをん,凪良ゆう,坂木司,瀬尾まいこ読み終わった本屋さんにまつわるオムニバス形式の短編集。 本屋に限らず、地域に根ざした個人商店の役割は重要だけどなかなか続けていくのが大変だよな…と実家を思い出すなどした。 坂木司さんの物語では取次について詳しく描かれていた。本の卸売業者ってこんなコンサルみたいなことしたり本屋立ち上げのフルサポートしてくれるんだ!!?と驚いた。色んな仕事があるなぁ…。 - 2026年9月21日
暇と退屈の倫理学國分功一郎読み終わった人間はいつから退屈しているのか。 日々仕事や家事に追われる生活の中で、急に全てが片付いて空白の時間が生まれると強い不安を感じる。何かやらなきゃ、忙しくしなきゃ、と何か空白を埋めることを考えてしまう。結果として余裕がなくなったり、無作為にお金を使ったりしてしまうのだけれど、「忙しさ」に取り憑かれた状況を興味深く解説されてるようだった。 消費社会で暇を恨み生きていくことにどこか疲れてしまった時にとても良く効く薬みたいな一冊。 - 2026年9月14日
さよならジャバウォック伊坂幸太郎読み終わったジャバウォック。生物に取り憑いて思考を乗っ取り、安全装置を外してしまう存在。とある家庭からワールドカップまで波及した、人の内面に潜む狂気、破壊衝動を抑制出来なくする恐ろしさはどきどきした。序盤の靄がかかったような物語の展開はまさに量子の視点を表してるようで、終盤全てが繋がった瞬間にうわ!!と声が出た。流石伊坂ワールド! 他人と過去はかえられない。自分と未来は変えられる。 ジャバウォック、でなくても、人の理性を効かなくすることができる技術が生まれてしまったらこの世の中はどうなってしまうんだろう…と、今の世界情勢と重ねてしまうなぁ。読み終わってからもこの本で繰り返し出てきたメッセージを何度も頭の中で反芻している。 - 2026年9月8日
読み終わった著者の実体験を赤裸々に綴ったエッセイ。 幼少期を過ごした家庭環境、学校での人間関係、兄への劣等感。進学して少しずつ自分で選んだ道を進んでるようで、他人の評価を気にして自分の歩んでいる道に自信が持てなくなる。そのうち就職し、パワハラやキャリアに悩み、メンタルダウンしてしまう。休職中に漸く自分自身と向き合えるようになり、少しずつ少しずつ前を向いて生きていく。そんな著者の生きづらさや、家庭環境が安心できる場所ではなかった過去に思い当たるものが多過ぎて、読んでいて苦しくなった。 (過度な表現になってしまうかもしれないが)家庭内DVや育児放棄、学校でのいじめのように分かりやすい劣悪な環境ではないと「甘えだ」と両断されてしまうし、日本はまだまだ苦しみに厳しい国だと思う。けれど人は少なからず生きづらさを抱えているだろう。それは人と比較して「他の人も苦労してるんだから」とか、「もっと辛い人もいるから」なんて思う必要ない。私の苦しみは私のもので私を幸せに出来るのも私だけなのだから。 生きづらい人が少しでも生きづらくなくなるための一助になれば。著者の思いにほんの少しだけ救われた気がする。 - 2026年9月7日
セツと八雲小泉凡読み終わったひ孫の小泉凡さんが語る、小泉八雲とセツ、そして彼らを取り巻く色んな人々との交流の話。 小泉さんの語りがとても柔らかく、まるで八雲とセツがそこにいるかのよう。ドラマ「ばけばけ」と少し印象が違う部分もあって、それも含めて楽しかった。いつか松江にも行ってみたいなぁ。 - 2026年9月3日
低気圧の日、甘いミルクコーヒーの調べonyoro読み終わったパーカッショニスト、イラストレーターのonyoroさんのイラストエッセイ。(多才!) 寒い夜にほんのすこ〜し甘味を感じるホットミルクを飲んだ時のような、身体の奥の方からじんわりあったかくなってホッとする感じ。そんな優しくて温かさもありながら、友達と他愛ない話できゃっきゃしてるような楽しさもあって、読みながらふふふ…と笑っていた。 著者の悩みや日常を綴った一冊なのに、何でこんなにお友達の話みたいに感じるんだろう。不思議な距離感のエッセイだ。 絵日記みたいに散りばめられたイラストも可愛らしくてふふっと笑みが溢れる。イラストだけ見返しても楽しい。ずっとふふふ…が続く温かい一冊だった。 - 2026年8月30日
燻る骨の香り千早茜読み終わった香りシリーズ3作目。 執着、自尊心、嘘が渦巻く前日譚。ミステリ要素が多くてじっとり纏わり付くような湿度が夏の京都を思い出させる。香りは記憶を呼び戻すけれど、一生留まってやくれない。 香りシリーズ通して一番人の感情が渋滞している感じがしてしんどかった。小川さんがこの10年で前に進めているのが分かって嬉しい。 3作それぞれ違う香りの作品。時間を置いてからシリーズ通してじっくり読み返そう。 - 2026年8月26日
珈琲の表現蕪木祐介読み終わった蕪木さん店主の著書。珈琲の抽出、豆の種類、焙煎、精製方法といった基礎の話から、著者が訪れたエチオピアの旅行記まで、美しい写真と共に丁寧に綴られている一冊。 珈琲は好きだけれど、エチオピアの旅行記がとても新鮮だった。少し前に出版された本なので今の農場の状況は多少変わってるかもしれないけれど、消費者が知らない一面が見れた気がする。(この数年でコーヒー業界は目まぐるしく変化しているように思うけれど。) 蕪木さんで過ごす時間はとても穏やかだ。滋味深いあの珈琲が恋しくなって時々足を運んでしまう。 チョコレートを小さく割って口に運ぶ。こっくりとした甘さを舌の上で転がしながら中深煎りの珈琲を飲む。ほんのり苦味と甘味が広がって、身体が緩められてくような心地良さを感じるあの瞬間が堪らなく好きだ。暗めの照明や落ち着いた店内の雰囲気もホッとする。 お気に入りの喫茶店の存在に救われる時がある。岩手の喫茶店のお話は、そんな自分の体験を思い出した。 - 2026年8月24日
我慢して生きるのは、もうやめよう加藤諦三読み終わったストレス耐性低い=打たれ弱い人、と思っていたけれどそれだけじゃなくて慢性的にストレスにされされていれば誰だって弱くなる、コップに水がどのくらい入っているかみたいなことか。その容量をどうやって空けるのかはまずは自分が認識するところから。 心の抑圧にどう対処するか?社会や他者との心の繋がりを持ち自分を偽らないこと。うまくいかない時には周りを見ろ!この10年で痛感したこと。他者は自分を映す鏡とはよく言ったもので、自分の思考行動が変われば付き合う人も変わる。 >私は、怒りを感じた時に「過去の犠牲になるな!」と自分に言い聞かせている。 加藤諦三先生、テレホン人生相談でかなり圧強めで面白い方って思ってたけど著書は初めて読んだ。 少しずつ勉強させて貰おう。 - 2026年8月20日
- 2026年8月8日
盲目的な恋と友情辻村深月読み終わった親密になればなるほど自意識が肥大して、嫉妬と憎悪に静かに静かに狂っていく。恋に溺れた女性と、友情に依存した女性の愛憎の物語。 愛した人があまりに美しく愚かだと分かっていても離れられない、周りの声も聞こえない程にのめり込んでいく。これを依存と言わず何というのか。 友達より恋を優先するのは、友情は所詮どこまでいっても他人だから。自分のコンプレックスから相手に依存して、配慮してるフリをしながらも相手に自分を押し付ける。 どちらも独りよがりで愚かなのに、その感情が分かってしまうことがしんどい。 蘭花も留利絵もやんわり美波を見下したり軽蔑したりしているけれど、周りとの関係を俯瞰して見られる彼女が一番人が出来ていると思う。環境に依るものとは分かっているけれど、やはり人との関わり方が人を作るのだろう。 - 2026年8月4日
- 2026年8月3日
読み終わった自分の思っていることや感じていることとゆっくり対話して、日々の暮らしでゆるやかに傷ついてきた部分や過去の経験から自分を癒す。そんなセルフケアの本。 * 辛いことや苦しいことは沢山あるけれど上手く言語化出来ない、とか、家庭環境の影響で発作的にしんどくなること、とか。辛くて仕方ないんだけれど、上手く説明できなかったり、相手の反応でまた傷付いたりして永遠に苦しいままだったりする。この本を読みながら、何でだろう?って思い返してみたら、最後まで話を聞いてもらえいとか、会話の中で気付いたら自分の気持ちじゃない方向に話が進んでたりしたなって思った。結局人に話しても苦しいままで、人に話すのを辞めてしまったけれど、自分の中では消化できずにいつまでも自分の首を締め続けているようだった。 そうか、私自身も自分の気持ちをちゃんと聞けていなかったのか。 それが知れただけでも胸が楽になった気がする。 * 本に書いてある方法はあまりしっくり来なく、自分には合わないと思った。ただ学びはあった。 セルフケアについてはもう少し勉強してみよう。 - 2026年8月1日
低気圧の日、甘いミルクコーヒーの調べonyoro気になる - 2026年8月1日
ファイア・ドーム(上)辻村深月気になる - 2026年7月28日
読み終わった燃え殻さんの味にまつわるエッセイ。 食べ物の記憶とそれに紐付く様々な人々との物語が素敵だった。お祖母様が褒め上手だったこと、昔付き合っていた彼女の感性がちょっと変わってて魅力的だったこと、早朝の牛丼屋の店員を一方的に同志みたいに思っていたこと。取り留めもないような日常の一コマをふと思い出しては懐かしむ、そんな食べ物と人々のお話。 そういう思い出が何かあるかなぁと考えていたら、そういえば昨日、晩ご飯の冷やし中華を食べながら、昔近所の中華屋で店員さんに醤油のこだわりを延々と聞かされた話を家族にしていたことを思い出した。案外、そういうちょっとした思い出って、当たり前のように日々の中にあるのかもしれない。 - 2026年6月28日
星を編む凪良ゆう読み終わった汝、星のごとく の続編。 北原先生の過去の物語、編集者2人のこれからを繋ぐ話、暁海達のその後の話。どれも救われないようで、苦しくて、愛おしい慈愛に満ちた物語達だった。 何かを選ぶために何かを捨てていかなければならなくて、人生はその選択の連続なんだと思う。なかなか思うようにいかないし、世間一般の「普通」からは外れた生き方だとしても。 家族に縛られ続けていた子供が、「普通の家族の形」に拘らず支え合える人達と関係を築いて穏やかでささやかな幸せな日々を過ごすまでの長い長い物語。人生はそんなに簡単じゃないけれど、大切なものだけは守っていけるように強くありたいなと思った。 - 2026年6月24日
超訳 カーネギー 人を動かす エッセンシャル版 クラシックカデール・カーネギー,弓場隆読み終わったまたいつか学び!人に物事を強要するのではなく自ら動きたくなるように仕向けるための人間関係の原則を説いた自己啓発本の金字塔。相手の自尊心を尊重することを根源とし、職場や家庭などでの人間関係を円滑に進める考え方を具体例とともに書かれている。 相手の自尊心を尊重する、真摯に褒める、相手に興味を持つ…といった一見当たり前のようなことだが、案外どれも難しい。長年本作が愛され続けてるということからも、人間関係の原則は普遍であるのだと言える。つい感情的になったり相手を説き伏せたりと力尽くで何とかしてしまいそうになるけれど、物事を円滑に自分の思った方向へ進めるためにはそれではダメだと再確認させられた。 仕事のため…と思って読んだけれど、人間関係全般に言える話。読んでよかったな。定期的に読み返したい一冊。 - 2026年6月22日
虹の岬の喫茶店森沢明夫読み終わった小さな岬にひっそりと佇む、美味しいコーヒーとお客さんそれぞれに寄り添う音楽が楽しめる喫茶店の話。 年月を重ね、幾度と季節が巡り、店主の求めていた景色に漸く出会う。 大切な人や物事を失ったり、守ったりする度に少しずつ傷付いて強くなるのだと思うけれど、その時関わる人、場所、物事に支えられて越えられる。そっと傍にいてくれるような優しい悦子さんの存在がとても素敵だ。 モデルとなったカフェが実在するらしい!是非とも行ってみたいなぁ。 - 2026年6月14日
男ともだち千早茜読み終わった恋人でも家族でもない、"友人"と表現するには近過ぎて手放し難い大切な男女の物語。 映画化されると知り再読。何度読んでも全員屑で最早清々しい。ただ、自分の中にあるぽっかり空いた何かが埋められなくて苦しむ様は、読んでいて胸の奥がズクンと痛む。神名とハセオの関係は特殊に思うのは、自分にそういう人がいないからなだけ。身体の関係は瞬間の快楽とその後の虚無感しか残らないけれど、その快楽に救われることだってある。でも敢えてしんどい時にハセオに救いを求めなかったのは本当に大切にしたいからなんだろうな。 創作を生業にする方の苦しみは正直分からない。ただ原爆ドームの2人のシーンは希望の光のように感じた。映画楽しみだな。
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