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  • 2025年7月9日
    深夜のラジオっ子
  • 2025年7月5日
    幸福な食卓
    幸福な食卓
    「そんなときは書店にどうぞ」に載っていた短編の元のお話ということで気になって読んだ一冊。 佐和子の家族や周りの人はちょっとヘンだけど、それぞれ切なさや歪みを抱えているところに凄く人間臭さを感じる。本作ではある大きな出来事で家族の形がどんどん変わっていくのだけれど、「家族」という存在は変わらないし自分で思うより周りに支えられて大切にされて生きてるんだ、と伝えてくれるようなお話だった。 * 佐和子の学級委員の話では佐和子と大浦君がお互いを想い、大浦君がどうにかしてあげたいって気持ちが伝わってきて凄く初々しい気持ちになった。二人がずっと幸せに過ごしてほしいな、と思った矢先の別れにどれほど胸が苦しくなったことか。 佐和子が周りの人の思いやりに触れて少しずつ生活を送れるようになる姿や家族との関わりに少し救われるような気持ちになったけれど、続きの話を読み直すと単純に良かったねとは言えない。それでもきっと佐和子や、寛太郎、大浦君の家族は、きっと大丈夫。悲しみは置いても大浦君への想いを抱きながら周りの思いやりに支えられながら、前を向いて歩いていける。 そう思えることが少しだけ救いなのだと思う。
  • 2025年6月9日
    そんなときは書店にどうぞ
    書店と作家さんの関わりや瀬尾まいこさんご自身のお話などについてのエッセイ。 瀬尾さんの作品はまだ数冊しか読めてなくて、でも瀬尾さんの表現、言葉がとても好き。関西のおばちゃん的な言い回しの中に素敵な人柄を感じる。 書店員さんの作るPOPやイベントって愛情が深くて見てるだけでワクワクするのだけど、それにどれだけの労力が費やされてることか。一冊の本のために作家さんだけでなくて色んな仕事が人が関わってるんだなあと改めて思った。最近は忙しいことを理由にネットで買ってしまうことが増えたけれど、書店で新刊出てないかなってドキドキしながら回ったりPOPに惹かれて手に取ったり、そんな出会いを与えてくれる場なんだよなぁと思い出したりした。電子化の流れやコロナの影響もあって、近年書店の数が減ってるけれど、自分が一方的に頂いていたことを当たり前だと思わないでもっと足を運んでいきたい。 * 映画「夜明けのすべて」のことも書かれていて凄く嬉しかった。原作も大好きであっという間に読み終えて、何度も読み返してる一冊が映画化して嬉しかったこと。その作品が、原作と違うところも多いけれど、藤澤さんと山添くんのもう一つの物語だと素直に思えるくらい、原作の人に寄り添ってくれる優しさを持っている素敵な作品だったこと。映画を観終わって少し時間が経った今でも心に残ってること。私の中でとても大切な作品の一つなので、原作者の目線でどのように捉えていたのかを瀬尾さんの文章で読めて嬉しかった。(嬉しかったしか言えない。本当に語彙力無くて恥ずかしい。) * 最後の短編も素敵な作品だった。 「幸福な食卓」の続編だと言う。まだ読めてない作品だから早く読まなくては。「幸福な食卓」を読んでから読んだら、きっとまた違う気持ちにもなれる気がする。
  • 2025年6月1日
    オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
    オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
    テクノロジーやAIはあくまで人間の補助ツールであり、人間の代替にはならない。社会を作るのはあくまで人間であって、テクノロジーを活用することで余裕が生まれて専念したい部分に注力できる。そうして誰も置き去りにしない社会を作ることが著者の目指す社会で、台湾での政策やコロナ禍でのマスク在庫管理システム構築の詳細とともに描かれた一冊だった。 仕事の関係で読んだけれど、様々な価値観の人と接することでマジョリティだろうとマイノリティだろうと何を求めてるのかを知ることが大切だと感じた。テクノロジーは発展するけれど、それについていけない人がいるなら使いやすいように変えれば良い。誰も取りこぼさない社会を実現するには技術があれば良いわけではなくて、私達も参加して作り上げていくものなんだ。
  • 2025年5月26日
    私の孤独な日曜日
  • 2025年5月26日
    国宝 上 青春篇
  • 2025年5月25日
    きらきらひかる
    とても純粋でまっすぐな恋愛小説。 作中のミントジュレップやアイリッシュウイスキーだとか、沢山のお酒達が何だか大人っぽくて憧れる。 変わらずにいることは難しいけれど、笑子と、睦月、そして紺が幸せに暮らしてほしい。
  • 2025年5月17日
    おいしそうな文学。
    所謂シズル感に溢れた、食にまつわるエピソードに溢れたエッセイ本と思って手に取ったのだけど、思い描いた方向性とは違う「おいしそうな文学」に関するエッセイ本だった。 文章で味わう美味しさは視覚でも味覚でも無く思考で味わうもので、見た目や匂い、温度、味、舌触り全部想像で作り上げる。それが記憶に強く残ってるのって凄いことだよなぁ。そしてその話を読んであぁ私も体験したい、と思う。私もミントジュレップを想像しながら江國香織の「きらきらひかる」を読んでみようかな。
  • 2025年5月11日
    静かな働き方
    静かな働き方
    働いて他人に評価されながらお金を稼ぐ行為は、分かりやすく自己肯定感を高められる行為だと思う。けれど仕事中心の働き方は心身ともに疲れてしまって幸せにはなれないんだと、本書を読みながら自分の経験を思い出したりした。 今の仕事も過去の仕事も苦しんでいたり休む時に十分休めなかった理由はこれかーと分かりスッキリできたのは良かった。とはいえすぐ仕事と「ほどよい」距離感で働くことは出来ないから、とりあえず自分にとって大切にしたいこと、好きなことは何だろなって考えることから始めよう。
  • 2025年5月6日
    こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね3
    ヨシタケシンスケさんのイラストに惹かれて読んだ一冊。3作目からの着手だったと分かったのは読み終わってから(シリーズとは知らず手に取っていた)。 荻上チキさんは本書を通じて知ったけれど、心臓を掴まれるようなエピソードがいくつかあって他の2作も読みたくなった。 特に気持ちが揺れたのエピソードがある。過去の自分の加害性については大なり小なり覚えがあるけれど、小さい頃に当たり前に刷り込まれていた性別での差別や加害は無視されて来た(自分自身も傷ついても仕方ないそういうものだと見ないふりして来た)。漫画でよく描かれるような描写や家族からの扱いも、改めて考えればおかしなところが沢山あるとハッとした。自分が痛みに目を逸らして鈍感になればなるだけ無意識の加害をしてしまっているかもしれないし、ちゃんと目を向けていかなければならないと反省した。
  • 2025年5月4日
    コンビニ兄弟4
    コンビニ兄弟4
    コンビニ兄弟!これまでの3作より志波兄弟の出番は多くないなぁと思ってたけれど或る君も出てきたり志波長男(!!!???)が実は登場したりで盛り沢山の第4弾だった。 テンダネス門司港こがね村店は架空の存在だけど、コンビニ兄弟を通じて知った門司港はとっても魅力で溢れてる憧れの地。いつか門司港に聖地巡礼したい。
  • 2025年5月2日
    777 トリプルセブン
    個人的に久しぶりの伊坂作品!マリアビートルの続編と思ったけど、間にAX アックスがあるらしい。これも読まなきゃ。 伊坂作品はシリーズ物が多いから出演者の相関図を想像しながら読むのが楽しい。天道虫!!あいつか!!!なんて随分昔に読んだ過去作でもすぐ思い出せる。伊坂作品の不思議なところ。 777は世の中の不合理を幸/不幸という視点で描かれてるのが楽しかった。容姿や権力、身体的な力、他者より優れているものを持ってる人が世界を上手いこと渡り歩く様が皮肉混じりで描かれてる。最後の怒涛の伏線回収は非スイスイ人へのメッセージのようにも思えた。こういうところにいつも救われる気持ちになる。 また伊坂作品追いかけようかな。グラスホッパーから読み直そうか、それより先に未読のAX アックスが先かな。
  • 2025年4月28日
    なめらかな人
    アーティスト 百瀬文さんのエッセイ。 ご自身の生活、過去、病気、価値観、様々な体験と絡めて描かれていて面白かった。 * 特にゾーニングの話は(私は鑑賞者側だけれど)思い当たる場面があって、頷きながら読んだ。 性的に感じる/不快に感じる、といった受け手によって異なる価値観で鑑賞を線引きされてしまうことは、作品そのものと出会う機会を第三者によって一度間引かれてしまう。勿論、人によって嫌だ不快だと感じることはあるだろうけれど、感じることも鑑賞者の自由であるのでは?と思う。その人のトラウマに繋がること(例えば震災の影響などで津波の映像でパニックになる人が、何も知らずに津波の映像を見たりする)は防ぎたいし、明らかに身体的/精神的に影響が起き得る場合は配慮すべきだと思うけれど。 作品の見せ方にはその展示会や館としての考え方があると思うが、私自身は著者の最後の一文に強く同意する。
  • 2025年4月20日
    たべるノヲト。
    食べ物の記憶って残るんだよな。 孤独のグルメの裏話ではなくて、松重豊さんが今まで出会った食についてのエッセイ。松重さんの視点で繰り広げられる食べ物の捉え方が面白かった。 朝のルーティンはなかなかボリューミーで寝坊助の自分には到底出来ななそう…と思ったけど、年齢重ねたらこんな暮らしできるだろうか…。想像出来ない。 あーーーお腹すいたーーーーーー。
  • 2025年4月18日
    あなたの言葉を
    小学生新聞に掲載されていた連載を書籍化したものだそう。小学生へ向けた文章ではあるけれど、この年の人間でも読みやすくてハッとさせられる言葉たちだった。また時々読み返したいなぁ。 未だに大人になれないなぁって思うことが多いけれど、そもそもいつ子供から大人になるんだろう?って疑問に思った。気付いたら大人になってて、良い歳なんだから、とか、子供じゃないんだから、とか言ったり言われたり。自分じゃない別のものみたいに扱ってた気がする。生きてきた分色んな経験をして、積み重ねてきたものが自分を作ってるんだけど、それは確実に子供だった自分も含まれてるのだから、自分の時はああだったなこうだったなって時々思い出してあげたい。
  • 2025年4月7日
    アンガーマネジメント
    最近アンガーマネジメントという言葉をよく聞くので手に取ってみた一冊。 怒りにパワーが持っていかれる事や集中出来なくなる状況は思い当たる場面が多々ある。特に私は、感情に任せて怒らないことは自分を楽にするための方法、という視点がなるほど!と思った所だった。また具体的な事例もあり状況がイメージし易かった。 仕事柄クローズドな環境なのもあって最近仕事を一緒にする人に対してどうしても怒りを覚えることが多いので、良い機会だから明日からの仕事に活かしてみよう。
  • 2025年3月31日
    日々臆測
    日々臆測
    ヨシタケシンスケさんの本はクスッと笑えて少しだけ気持ちが軽くなるから大好きだ。 あれは◯◯かもしれない、◯◯だから△△かもしれない、っていう臆測をあまりしないかもしれない。 生活のなんてことない事でも◯◯かもしれない、って想像してみたら少しポジティブになれたり、辛い現実から守ってもらえるかな。
  • 2025年3月30日
    幸せって何だろう
    幸せって何だろう
    幸せってのは人によってまちまちだ。そして自分の中でも、今と昔で色んな幸せを感じながら生きている。 私が「幸せ」と言って真っ先に思い出すのは、幼少期私達兄妹の誕生日に叔父が作ってくれたホールケーキだ。メロンやイチゴがたっぷり乗ったショートケーキ、つやっつやのチョコレートケーキ(今思えば、所謂チョコレートケーキというよりザッハトルテだった)。兄弟も多くて祖父母や曽祖父母もいた我が家全員の胃を満たすためのでっかいホールケーキが、どれだけ贅沢だったことか。 当時はお店に並ぶ色とりどりの、フルーツきらきらの、沢山の種類のケーキ達が羨ましくて、叔父のケーキは飽き飽きしていたけれど、数年前に叔父が倒れてお菓子が作れなくなってからは恋しくて仕方ない。過去を振り返って、「あぁあの頃思いっきり好きな叔父のケーキを目一杯食べられて幸せだったなぁ」。そんなことを思う。 今は今で、家族と昼下がりに散歩をしてる時間にあぁ幸せだなぁ、と思ったりする。休日に急いで飛び起きる必要が無い時にだらだら布団の中で過ごす時間に幸せだなぁと思う。 幸せの姿は変わるけれど、今も昔も、色んな幸せに囲まれて過ごしてる。
  • 2025年3月18日
    おいしいごはんが食べられますように
    あまりに日常で、狂気の話だと思った。 例えば何らかのハンディキャップがある人も時短の人も事情はあるけれど、仕事の総量が減るわけではないから結局のところ誰かに皺寄せがいく。個人的に押尾さんの立場になることが多いから芦川さんや職場の方の無配慮に感じる言動が辛かった。 思い込みはできるだけ減らしつつ、色んな立場の人たちが社会で生活していくには誰かの犠牲や我慢の上で成り立ってることを皆が理解して受け止めていける社会になると良いな。
  • 2025年3月18日
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホストで夜まで語りたい
    ロイヤルホスト。小さい頃は2つ隣の市にしか無かったから特別な時に季節のデザートのパフェとかパンケーキを食べに行く場所だった。ファミレスの中でも高級感があって、値段的にも我が家では背伸びが必要で、滅多に連れて行ってもらえなかった遠い特別な存在。 スマホでメニューを見ながら読み終わった後、アンガスサーロインステーキを眺めて「うっ高い…」と思い手を引っ込めてしまった学生時代を思い出した。今ならチャレンジできるかなぁ。
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