読書日和 "崑崙奴" 2025年3月8日

崑崙奴
崑崙奴
古泉迦十
大唐帝国の帝都・長安で生ずる奇怪な連続殺人。 屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓が抜き去られていた。 犯人は屍体の心肝を啖っているのでは 初めて読む作家さん。会社帰りの寄り道、丸善で見かけて気になるものの、500ページ超えか、重いよな、今日持って帰るの厳しいかも、、と悩んでいたら図書館ですぐに回ってきそうなので迷わず予約! 手元に来たらやはり大作、、と一瞬怯むものの読み始めたら夢中になってしまって、あっという間。 最後はこういう結末なのか、というモヤモヤしつつ、こういう事だったのねというスッキリ感もあり。 唐の都の番地(というか坊)を20年以上前に訪れた西安の記憶と重ねつつ。宗教、死生観、異民族から織りなす異世界の物語にどっぷり浸かりました。 これが24年ぶりの作品との事。前作も読もう!
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