わらびもち "物語化批判の哲学 〈わたしの..." 2025年10月3日

物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために
「物語」は気持ち悪い。「ゲーム」は疲れる。「パズル」は短絡的すぎる。「ギャンブル」はそもそも性に合わない。 物語も、ゲームも、パズルも、それぞれは好きなはずなのに、そう思ってしまうのは何故だろう?(ギャンブルは、別に否定はしないが私はリスクを楽しめるタイプではないので除外) 現代の風潮が過度に物語・ゲーム・パズル的なやり方、生き方、考え方をありがたがって持ち上げすぎている、そしてそれが都合よく使われすぎている、あたかもそれだけが正義のような顔をしている、と感じているから拒否感があったのか、と、この本を読んで思った。 今の私たちにはもっと「遊び」が必要だよな。もちろん、「遊び」も過度になりすぎると人を傷つけたり、大事なものを壊したりしてしまうから程度を弁えた方がいいけれど。もっと生産性のないこと、今しか得しないこと、楽しいだけのことをしたい。 全てに意味を持たせすぎると窮屈になる。物語・ゲーム・パズル・ギャンブル・遊びの力が過剰になりすぎず、全ての人がそれらを気楽に、適度に楽しめるような風潮になることを祈る。
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