
春の-yoc
@yoc8383-book
2025年10月3日

吸血鬼
佐藤亜紀
読み終わった
19世紀ガリチアの僻村に着任した役人夫婦
閉鎖的なコミュニティと死に纏わる儀式
怪異,迷信,算段 様々な思惑が絡み
細やかな描写がリアリティを増して土の匂いすら漂いそう
深みに沈むような物語に呑み込まれるのは一種の心地よさすらあるな,と
読み応えのある解説は皆川先生
皆川先生が『辺境図書館』で「文章で音楽を視た」と美しく表現されていて気になり手に取りました
佐藤亜紀さんの本で気になる本がまだあるので引き続き読みたいと思います



