
句読点
@books_qutoten
2025年10月4日

読み終わった
入門書ではあるがかなり骨太でなかなか読むのが大変だった。
社会学のいろいろな研究を参照しながら、「私」という自己意識が、その時の社会状況によってかなり左右されるものであることが見えてくる一冊。
フーコーの理論の紹介もされていて、なるほどそういうことを考えていた人だったのか、とようやく理解できた気がする。(本当の理解ではないと思うが)
「私」というものがかなり偶然によって成り立つ部分も多いこと、確固たる「自己イメージ」というものはもしかしたらフィクションのようなものかもしれないこと、仏教の縁起説なども思い浮かべながら読んだ。