社会は「私」をどうかたちづくるのか (ちくまプリマー新書)

24件の記録
- こけしちゃん@kokeshichan2025年10月5日読み終わった『社会は「私」をどうかたちづくるのか』自己啓発の本が面白かったので、自己啓発の話をわかりやすく書き直したものだと思っていたが、思ったより広範囲だった。 社会学の自己論の入門から最新事情までを射程としていた。学生のときはなんで社会学なのに自己論なんかあるんだろう、心理学でやればいいのにと思っていたが、まさにタイトル通り、自己は社会との関係において作られるということがさまざまな研究から書かれており、面白かった。
- 句読点@books_qutoten2025年10月4日読み終わった入門書ではあるがかなり骨太でなかなか読むのが大変だった。 社会学のいろいろな研究を参照しながら、「私」という自己意識が、その時の社会状況によってかなり左右されるものであることが見えてくる一冊。 フーコーの理論の紹介もされていて、なるほどそういうことを考えていた人だったのか、とようやく理解できた気がする。(本当の理解ではないと思うが) 「私」というものがかなり偶然によって成り立つ部分も多いこと、確固たる「自己イメージ」というものはもしかしたらフィクションのようなものかもしれないこと、仏教の縁起説なども思い浮かべながら読んだ。
- rimo@rimo2025年4月17日気になる買った読み終わった学問をその専門家が一般向けにまとめた新書として、とても良い。ちゃんと詰め込んであるのでそれなりに難しく感じる。でもちゃんと社会学に触れようとするとこうなるもの。一つ一つの内容はそんなに難しい話ではないはず。 一般向けの入門として読みやすく理解しやすいのは、この本でも言及されている『社会を知るためには』筒井淳也(ちくまプリマー新書)の方だと思う。 勉強好きな人にはすごく良い新書。