
𝘴𝘩
@____toi923
2025年10月4日
マリエ
千早茜
読み終わった
借りてきた
冬の太陽には肌に感じる熱はない。けれど、音のようなものを感じる。りんりん、と透明な細い細い糸を弾くよう光が満ちていき、夜の不穏さを払拭する。(p32)
嫌な言葉だと思う。怖い響きだ。でも、怖いと思いたくない。ひとりで生きて死んでいくことに恐怖を付加しないで欲しい。よく知らない他人の人生を、あんな不幸や憐れみをにじませた声で語らないで欲しかった。(p37)
私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない。色や匂いを記憶に刻んで、また季節が巡っても思いだしたい。(p242)
大人な本だった… ただ言葉の使い方がとても丁寧で、ちょびっと照れちゃった