
ちゃおくりー
@qiaokeli
2025年10月13日
お探し物は図書室まで
青山美智子
読み終わった
小町さんいわく「いつかなんて言っている間は夢は終わらない、ずっと美しいまま続く。でも、美しい夢を見ていることは悪いことじゃない、毎日を楽しくしてくれるから。」
一歩踏み出さないとダメよと上から押されてる感じはなく、自分から一歩踏み出してみようかなという気持ちになれる本。
どの章もなぜか泣いてしまった。とてもほんわかとした文章なのに、「貴女もすごく頑張ってきたもんね」と頭をポンポンしてもらった気分になった。個人的には三章の夏美の「多忙を極めた時期だったけど、毎日ふるえるほど楽しかった」の一言で涙の大洪水。なぜこんなにも涙が出るんだと自分でも驚くほど。
そして私もその頃の日々も、五章の正雄さんの年齢に近くなった今も、どれも変わらず大切な一日なんだなぁと納得して読了。
皆さんがお勧めする理由がわかった。良い本に巡り会えてうれしい。図書館で借りて読んだが、本屋さんで買って家に置きたいと思う。そう、本屋さんは大事☺️
最後に、小町さゆりさん、私にはどんな付録をくれるのだろうか。章が進むにつれ、小町さんの風貌が少しずつ色付けされていくのも面白かった。

