
そ
@__sososo10
2025年10月5日

心療内科医が教える本当の休み方
鈴木裕介
読み終わった
少し身構えてしまうようなタイトルではあるが、現代のストレス社会を生き抜くための必読書として、一度皆読むべき内容だった。
「動かなければいけないと分かっているけど体が動かない」又は「動きたいのに動けない」といった状況に陥ってしまった時、気持ちや気合いの問題ではなく体がどういう状態にあるのかが詳しく説明されている一冊。
動けないという状態は「怠けている」のではなく、体からの危険信号、停止信号であること。自分に合った休養方法を選ぶこと。中でも「ポリヴェーガル理論」と「BASIC Ph」は、今の社会で生きるすべての人間が知っていて損はないと思う。
周囲の人間がメンタルの不調を訴え崩れていったり、自分がそういう状況にあったり、いつ、誰の身に不調が起きてもおかしくない時代を生きているからこそ、考え方・気持ち・気合いといった精神面ばかりを重視するのではなく、体からのSOS等身体面の声をしっかり聞くべき。
そしてそれらを知り、理解する人が増え、「休むのは悪いこと」というような風潮が薄れていくことを願う。