
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2025年10月5日

働かない
トム・ルッツ,
小澤英実,
篠儀直子
まだ読んでる
リップは仕事そのものをすっかり嫌っているというわけではない。近所の人々のどんなきつい仕事も進んで手伝い、村の女性たちの使い走りも喜んでやっていた。妻はリップの「ぐうたらさ」に年がら年中小言を言ったが、語り手は、彼がたとえ獲物の見込みがないときでもまる一日狩りや釣りをして働くことができることを指摘する。「リップの気質の重大な欠点は」、ただ「金になる労働は、どんなことでも、いやでたまらぬ、というところにあった」。(p.153)
今日も終日、金にはならない労働をしていた。資本主義という評価基準から逃れたい。




