りら "編めば編むほどわたしはわたし..." 2025年10月5日

りら
りら
@lilas_lilacs
2025年10月5日
編めば編むほどわたしはわたしになっていった
編み物作家による、自らの生き方を振り返るエッセイ。過去を見つめる眼差しがあたたかくてやわらかくてとてもよかった。 学校に馴染めなかった中学時代。新潟から上京して進学した大学。お金を貯めるため働いた秋田の旅館。編み物を仕事にするまでと家族のこと親戚のこと。数々のエピソードから三國さんの人柄が伝わってくる。 幼い頃からまわりに流されず"自分らしさ"を持っていたことが生きづらさにつながった時期もあったけれど、大人になり編み物を仕事にしていくなかで"自分らしさ"が活きてきたこと。 三國さんの紡ぐ文章は淡々としてるけれど、どんな生き方も肯定してくれる気がする。
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