編めば編むほどわたしはわたしになっていった
38件の記録
- はまっこ@misumi_a2025年10月21日読み終わった20年ほど前に編み物に熱中していた頃があり、三國万里子さんの本も何冊か購入し眺めていた(ちゃんと作品を作ったことがあるかは忘れた)。その縁で手に取った一冊。 「わたし」が「わたし」になっていく流れから掬い上げた、とくに家族についての項目がとても豊かだった(秋田の温泉での住み込み仕事も、疑似家族的な暮らしと言えなくもない、と言い張る)。 昨日電車のなかで大半を読み、今朝最後の2本とあとがき、津村記久子さんの解説(これまたすてき)を読んで読了。大阪の阿笠不文律にて購入(もちろんカバーもかけてもらった)。
りら@lilas_lilacs2025年10月5日読み終わった感想読書日記編み物作家による、自らの生き方を振り返るエッセイ。過去を見つめる眼差しがあたたかくてやわらかくてとてもよかった。 学校に馴染めなかった中学時代。新潟から上京して進学した大学。お金を貯めるため働いた秋田の旅館。編み物を仕事にするまでと家族のこと親戚のこと。数々のエピソードから三國さんの人柄が伝わってくる。 幼い頃からまわりに流されず"自分らしさ"を持っていたことが生きづらさにつながった時期もあったけれど、大人になり編み物を仕事にしていくなかで"自分らしさ"が活きてきたこと。 三國さんの紡ぐ文章は淡々としてるけれど、どんな生き方も肯定してくれる気がする。








🦢@13_rooms2025年9月29日読み終わったおすすめ頂いて読んだのですが、とてもすきな手触りのご本でした。生活への淡々とした、しかし瑞々しい眼差しが素敵。祖母が育てた苺を描写するときの、「まるで苺が安心して深々と呼吸をしているようだった」という文章が印象的でした。そんな苺ならそれはさぞかし甘いだろうなぁとおもって。それこそ、天国みたいに。


ima🍊@x_spica_x2025年9月6日買った読み終わったニットデザイナーである三國さんのエッセイ 編み物を私自身もするようになって 気になっていたので読めて嬉しい。 幼少期、学生時代、仕事の話に家族の話… バラバラな時系列で進む話たちがむしろ良くて 子供の頃の話や祖父母や親戚の方々や 両親との家族の話がすごく印象的で、 自分と重ねたり共感も多々あり 懐かしさを感じつつもどこか寂しさもある、 そして大切なものや作品の話もあってときめく。 帯にも書かれてるけど そんな日々のきらめきが詰まった素敵な1冊。 三國さんの飾らない言葉たちの中にある 温かく素直な思いに胸がいっぱいになった。

ヒナ@yofukashikeikaku2025年9月4日読み終わった「23歳」が特に好きで、読みながらちょっぴり泣きたくなってしまった。小説を読んでいるみたいに心に響いて、23歳のときのわたしは何をしていたんだったか、もうすっかり忘れてしまったけれど、著者のように未知の世界に飛び込む勇気はなかった気がする。著者のやさしいまなざしが印象的なエッセイ集だった。




ばぶちゃん@babuchan2025年8月16日借りてきたちょっと開いたまたいつか@ 自宅編み物が好きで、SNSで編み物をする人が読んでいたのを見て、著者の方のアカウントも見て。図書館でエッセイの棚を見てたらふと見つけた。またゆっくり読める時に。
れい@maaa6k2025年6月26日読み終わった@ 自宅三國さんのニットは、可愛いくて好きで編んでいた。こちらも好きだった。わたしの好きだと思う人たちは、みんな中学校で息ができなくなっている。 お母様のはなしの、子どもを産んだほうがいい理由を「おもしろいから」というのがよい。世間の幸せタイプとか善し悪しでなく、心からでた表明のようで。
えむ@emu2025年6月22日読み終わった小説みたいな感触のエッセイでとてもよかった。つねに特別すぎる出来事が描かれているわけではないのに、生活の捉えかたが新鮮で紋切り型のところがひとつもない感じ。

あるる@aru_booklog2025年6月14日読み終わった半分ぐらい読んでから気づいたけど、単行本をおばあちゃんの家で読んだ気がする。三國さんのニット、可愛らしくて肩の力が抜けていて素敵なんです。ほぼ日刊イトイ新聞に特集があって、中学生ぐらいのときに母が編んでたなぁ。 糸始末するだけの編みかけと一緒に撮った。 丸善でかけてもらえるブックカバーが可愛かった。



外出先は本屋@binyakaoru2025年5月31日買った読み始めたふらっと寄った書店で 図書館で借りるつもりだった 三國さんのエッセイが 文庫であるのを見つけた 買わずにはいられなくて 並行読み決定。


猫島みい子@cestopis1900年1月1日かつて読んだ一編一編のエッセイを読んでいくうちに、最後には思わぬ場所に辿り着いていた。編み目をひとつひとつ重ねるうちに一つの段が終わり、それを続けるうちに編み物が完成するように。 肌寒い日に温かい飲み物とアップルケーキを横にしながらゆっくり読みたいような本なのに、現実にはページをめくる手が止まらなくて一挙に読んでしまった。






















